内容説明
史上最強の恐るべき「超人」の秘密をめぐる壮絶な死闘。ハイテク秘密工作船オレゴン号が暴虐の海を制圧する!
盗まれた美術品を回収すべく、カブリーヨはロクシンの極秘施設を探る。厳重に警備されたその施設で何が行われているのか? さらにオレゴン号の乗組員は施設に密かに侵入し、ロクシンに囚われていた化学者たちの救出に成功した。そこで彼らから聞いたのは、人 間を超人的な肉体に変える謎の物質〈タイフーン〉の存在だった……。
第二次世界大戦末期の戦場コレヒドール島を舞台に、悪魔の物 質をめぐりオレゴン号の乗組員が苛烈な戦闘を展開する。海洋冒険小説の王者、クライブ・カッスラー最新刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
19
感想:★★★★ 下巻に入ってフィリピン反政府勢力との戦いも激化。 今回のキーとなっている「タイフーン」という薬は、一種のステロイド剤と言う筋肉増強剤的なものとして書かれていますが、それだけではなく痛みに対しても鈍くなるようで、身体の一部が欠損しても行動できてしまうのは、生物として危険な状況にさらされているという判断力さえ奪ってしまう、まさに「魔薬」。 そんな兵隊たちがゴロゴロしていて、正常な判断能力さえ欠いている敵は、強力な武装云々以前に何をしでかすかわからない。 2020/01/04
中島直人
3
(図書館)読了2022/01/06
MITOTA
2
何も考えずに読み進み、楽しく読了。頭に何も残らないのも、こんな梅雨空の下ではいいなぁ。2019/07/12
atsut101
1
魔薬〈タイフーン〉を巡って展開する激しい戦闘。オレゴン号は今回も苦戦する。面白かった!2019/01/27