内容説明
季節外れの嵐、雨のない雷、全てを覆い尽くす白い霧。世界を襲う異常気象は、アトーリス王国が秘密裏に開発した兵器〈氷河〉の影響か。敵国ギルデアがその兵器を奪おうと画策するなか、王室の諜報員ステランは危機感を募らせる。内外から迫る脅威。立ち向かうすべはあるのか。ランドリアはひとつの覚悟を胸にギルデアに赴き、ウィルナーは故国の激戦に身を投じる。一方、サラファーンの星の雫を預言の英雄に届ける途上、砲弾に倒れたジョーは、九死に一生を得るが……。戦乱に翻弄されながら精一杯いまを生きる人びとを描く壮大な四部作ついに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮草
7
少しずついろんなものが近づいてくる。会うべき人が、時が。政治と不思議な力と素朴な愛と、いよいよ次巻はラスト。2018/11/21
はもやん
6
いろんな人たちの場面に飛びますが、どこへ飛んでも面白い。これまでを丁寧に描いてきたからこそですね。どの人物にも愛情がある。スピリのツンデレっぷりもいい!とにかく続きが気になる。いっぺんに読んだので、どの巻に何が書いてあったのやらイマイチ覚えてないんですが、とにかく面白いです。2018/12/16
朧月夜
5
緩やかに 静かに 重く心に染み入るように紡がれてきた物語 あと少し..読み終わるのが切ない けど 読まなくては(笑2018/06/14
しまっち。
5
待ってました!上下巻になりましたか、第4部。見事に織り上げられてゆくストーリーにぐいぐい引き込まれてゆくが、ある程度先が見こせる分、ちょっともどかしさもある。でもその丁寧で繊細なところがよい。やっとジョー=トゥーリーが戻ってきたよ~。間髪入れずに下巻へ。2018/06/06
綾乃
4
前巻を読んでから半年以上時間がたってしまったので、今までのストーリー&人間関係を思い出すのに時間がかかってしまいました・・・。 リーヴの住むフォーディル、戦いの前線、諜報員のみなさま、黒のジョーの活動、と舞台と登場人物が刻々と変わり、「今どこー?」というカンジにはなりますが、物語の動きが一気に加速。 そしてやっぱり風景描写が綺麗です。 登場するフィーン達は指輪物語の「エルフ」なイメージでしょうか。 2018/08/02
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