文春文庫 暗殺春秋

著者名：半村良

文藝春秋（2018/05発売）

• ISBN：9784167163150

内容説明

研ぎ師の勝蔵は剣の師匠・奥山孫左衛門に見込まれ、暗殺者の裏稼業を持つようになる。九寸五分の匕首で次々に悪党を消してゆく中で、次第に現れる闇の権力者・一橋治済の影。治済と老中・青山忠裕の陰の争いに巻き込まれていく勝蔵もまた、いつしか殺しの悦楽にはまり、のっぴきならなくなっていく……。

解説・井家上隆幸

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[けやき]

暗殺という仕事に手を染めたら、何事もなかったような生活を送れそうになっても、結局無惨な死を迎えるしかないのか…。哀しい。

2020/04/14

[渋谷英男]

所詮、使い捨てだ。☆2.5

2015/07/03

[よきし]

一度その世界に入ってしまうと、足を洗いたくても巧妙に洗えないように持っていかれてしまう。その泥沼の中で次第に追い詰められて・・・。最後の流れがやっぱり、というのが切ない。

2013/04/05

[さりぱぱ]

★★★☆☆

2011/02/16