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内容説明
経営分析、財務分析の本は山ほどある。ただ、「机上の空論」で終わるものも少なくない。「数字のウラ側を読み解く技術」を身につけられる本書は、それらとは一線を画す。会社が生きるか死ぬかの修羅場で真剣勝負し、成功を収めてきた企業再生のプロフェッショナル・冨山和彦氏。氏が率いる会社・経営共創基盤(IGPI)のコンサルタントとともに、独自の「実践テクニック37」を公開! また、メーカー、小売・卸、通信、飲食ビジネスなど、具体的なエピソードが満載で、物語を読むような感覚で理解できる。勤めている会社、取引先は大丈夫か? つねに状況把握を求められ、「診断ミス」が許されない営業のリーダーや、初めて経営分析・財務分析に触れる管理職昇格者などに、必ず役立つ一冊。 ※本書は、2012年2月に発刊された『IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ』(PHPビジネス新書)に図表を加え、改訂版として加筆・修正をしたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tenouji
11
私にとっては専門外だが、型通りの企業分析をディスってる内容とも受け取れるw。書いてある内容は実践的で、数字ばかり見て、企業の経営の実態が想像できないのはダメですよ、って話し。素人には、とてもわかりやすかった。2018/08/13
アルカリオン
9
「経営分析」と冠していても中身は「財務分析」である本が多い(それ自体は大きな問題ではないと思っており、そうした本にも良書は少なくない)。そうした本は内容もよくわかっており読みなれているのでサクサク読めるのだが、本書はある意味において読みにくかった。面白く、勉強にはなるのだが「なんだか勝手が違うな」という感じ。読み終えてみて(かなり遅まきながら)理由が分かった。本書は「財務分析」ではなく文字通り「経営分析」の本である。2024/06/09
g.t
8
「おわりに」で冨山氏が記した言葉が印象的。 無形物である会社の本当の姿を知るために経営分析がある。経営分析を通じでできる限りの有形化(アート&サイエンス)を試みるための技法を紹介してきた、、、胸に刻んでおきたい言葉である。謙虚な姿勢を持ちづつけ、偏見に依らない分析が真実を導いてくれる。 財務的な素養を多少持っていれば、経営分析の目的、本質を知ることが出来る良い図書だと考える。2020/05/23
カラクリ
5
いきなり経営指標の分析に入らずに、まずはその会社(の属する業界の)勝ちパターンが何かから考える、というように理解した。コスト削減の勝ちパターンは、規模・範囲・密度・経験の経済性。売上増の勝ちパターンは、ネットワークの外部性・スイッチングコストの高さ。(インダストリーバリューチェーンのところはあまり理解できなかった。)これらを想像しつつ財務諸表を見ていく。 あとはフェルミ推定の有用さがわかった。 非常に良書だと思います。2019/05/05
帯長襷
2
元の本を読んでいたので、図解でもう少し理解を深めるために手に取る。どちらかというとこれを保管しておいてときどき見るのがいいかな。2020/07/21