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内容説明
かつてMI5、MI6のスパイだったル・カレの波乱に満ちた生涯! 全米批評家協会賞受賞の伝記作家は、近親者、友人への度重なるインタビューを敢行し、さらにはル・カレ自身の膨大な個人アーカイブの資料をひも解きながら、秘密主義の巨匠の真の姿に迫っていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キミ兄
2
デビュー当初の典型的な売れない小説家になるまでの人生が破天荒すぎる。そしてあまりにろくでなしの父親。こういう親族がいるといくら成功してもすぐに稼ぎを吸い取られてしまう。今後の波乱要因。下巻へ続く。☆☆☆☆。2021/02/28
うめ
0
著者曰く「存命する人物の伝記を書くうえで考えられる最高の条件が整った」ジョン・ル・カレの伝記。上巻は誕生から『鏡の国の戦争』の刊行までが書かれています。小説に限らず、絵や詩、物真似も上手で、その多才ぶりに驚きました。俳優、芸術家など小説家以外の道もありえたかもしれないんだな~と思いました。MI6の新入職員研修について、『寒い国から帰ってきたスパイ』の成功と反響など内容が濃くて面白かったです。私がジョン・ル・カレを知るきっかけになったスマイリー三部作については下巻に書かれているので読むのが楽しみです。2020/12/06