内容説明
全国47都道府県、30万人の警察官を指揮する「頂点の600人」=警察キャリア官僚。超一流大学を卒業し、国家公務員総合職試験を突破した十数名だけが採用されるエリート中のエリート。その仕事ぶり、年収、待遇、天下り先、出世の階段など赤裸々な実態と、女性問題、株取引、怪文書など、目を覆うような不祥事。首相官邸など政府中枢で権力を握り、「日本を支配する」とまで言われる警察官僚はいま、どこへ向かっているのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
44
特権キャリア警察官 日本を支配する600人の野望。時任兼作先生の著書。特権キャリア警察官は高学歴で優秀な人間の集まりなのだから、特権階級意識に溺れることなく、誠実な仕事で日本の治安を守ってほしいです。2018/09/03
matsu04
23
警察を、ひいては日本社会を牛耳っている警察キャリア官僚たち。日本警察にはさまざまな問題点があるが、このキャリア制度の存在が最大のネックの一つであることは間違いない。ところが、最早手のつけようがなくなっているのも事実である。そして本書は、そうした実態のごく一部分を示しているに過ぎない。2018/07/26
宇宙猫
17
★ ”日本を支配する”に納得感はない。官僚の権力闘争はどの省にもあるだろうし、警察の権力だけじゃ誰かを陥れることがせいぜいじゃないかな。都道府県警別の体質も組織の体質だけでなく県民性や個人の問題をごちゃ混ぜにしてて、説得力がない。2018/08/23
まゆまゆ
9
戦前最強の官庁と呼ばれた内務省を系譜とする警察庁。そこに仕えるキャリア官僚のキャリアパスを紹介していく内容。若くして地方の現場を見るというのは他の官庁でもあるが、警察はまた別格という感じがする。内閣人事局による人事管理により政治家にすり寄るキャリアが増えた弊害を嘆く様子が印象的。各都道府県警察の不祥事はどこも同じ感じ。2018/10/17
りらこ
7
刑事ドラマで、必ずあなたを私は法のもとに裁かせます(by右京)、科学の力で真実を明らかにします!(by榊マリコ)と、主人公が対立する相手、またはそのキッカケになるキャリア警察官。 実態はドラマとはかけ離れているのかと思いきや、ここ何年かは政治へのおもねりがあるらしい。 もちろん現場を知り指揮官として正義の力を正当に使うキャリア警察官もいる。となるとやはり警察庁でさえも内閣府人事局の影響が大きいのか。 正しい力を使って国民目線の警察、それを牽引すべく入庁した存在であれかしと、キャリアの方々に切望したい。 2018/06/18
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