MFブックス<br> 天空城殺人事件

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MFブックス
天空城殺人事件

  • ISBN:9784040697253

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内容説明

ドラゴンオーブに見初められた者は、その職業ごとに特殊な力を得る。
戦士、格闘家、魔導師、法術師、鑑定士、盗賊家、魔物使い……。
その中でも、世界にただひとりの特別な存在が――勇者だ。
魔王を打ち倒す勇者の剣は、勇者にしか装備できない。

魔王城へ繋がる異界への門をくぐり、魔王討伐に向かうため、勇者は天空の城に異なる職業の7人を集めた。3人の仲間を選ぶために。
しかし、戦士は城に現れず、その夜には勇者の部屋が荒らされる。そして翌日、法術師の死体が発見されて――。
天空に浮かぶ城で巻き起こる連続殺人事件。果たして犯人とその目的は――?

KDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)にて刊行後、
Amazon 売れ筋ランキング(Kindle本 ライトノベル部門、Kindle本 SF・ホラー・ファンタジー部門)で1位獲得の話題作!
本書巻末には、特別書き下ろし短編「それは、呪われた夜のこと」も収録!

※Amazonランキングについては、2017年10月13日調べ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うまる

34
RPG世界のクロサー。撲殺だから鈍器系装備できない人は犯人じゃないとか、職業によって装備出来ない物があるというRPGあるあるを活かした話にとても萌えました。集まったメンバーの中に、職業を持たないから何でも装備可能な人がいるのも良いですね!各々の疑心暗鬼が面白かったです。動機もRPG世界ならではでしたし、多少よめてしまう所はありましたが、全体的にとても楽しかったです。こういうのもっとやってほしいわ~。2022/06/18

彼方

10
勇者が魔王討伐のパーティを組むための選抜試験。その会場の天空城に集められた様々な職業のスペシャリストたち、しかし何者かに次々と殺されてゆき…なファンタジー×ミステリー。遺体の傷跡が斬殺、なら刃物を装備できない職業は犯人じゃないのか…? 転移陣が魔力切れの空の孤島といったファンタジー要素が面白く、また語り手となる人物のミスリードがなるほど…と思わせるトリックぶりが楽しかった。でも装備できるかは全員、確かめれば良くない?問題のうやむさ、インパクト重視で若干疑問の残るマジックアイテムの使い方は引っ掛かったかも。2022/09/26

せやかて工藤

2
一作完結もの.RPGという特殊な制約での殺人事件で,不思議な感覚のミステリーでした. 端的に言って,好きです. 重大なイベの前に読み切ってしまうほど面白かった(๑•̀ㅂ•́)و✧2019/01/11

UPMR

2
もともとRPG的な要素のあるファンタジー異世界という舞台設定(戦士や魔術師といった職業によって装備できる武器や使える技術、筋力等のステータスが異なる)と本格ミステリのロジックとは相性が良いと思っていたので、そうした趣向に挑んだミステリが現れてくれて嬉しいという気持ちと、期待ほどの出来ではなかったことに落胆する気持ちが半々。ミステリに関わる設定だけ細かく作り込み、世界観とキャラがまるで掘り下げられておらず、おまけにミステリとしてもそれほど意外性のある真相ではないため、せっかくの特殊設定が活かされていない。↓2018/03/13

菊地

1
インパクトはさておき、ちゃんと「ファンタジーでミステリー」を成立させている点は評価したい。2018/08/13

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