新潮新書<br> PTA不要論(新潮新書)

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新潮新書
PTA不要論(新潮新書)

  • 著者名:黒川祥子【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 特価 ¥569(本体¥518)
  • 新潮社(2018/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106107658

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内容説明

会員数約1000万人を誇るPTA。だがそれは「卒業してよかったと心から思える」組織だった……役員が決まるまで帰れない恐怖の保護者会。パート賃金以下のベルマーク活動。問答無用、平日昼間にかけられる招集。学校から検閲される広報紙作成。時代錯誤、理不尽のオンパレードだ。いつ、どこで始まり、なぜ続いているのか、そもそも何のためにあるのか――謎の日本最大規模組織・PTAの存在を根本的に問い直す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

警蓮社峻譽身阿

20
PTA役員経験のある(多くの母親があるはず)著者が実体験を踏まえてPTAの苦しみや弊害を批判する。そもそもPTAは任意団体であり加入は任意であるにも関わらず実態は強制であり、仮に退会しても実質的に子供が村八分のような扱いを受けたりする。また独立した任意団体にも関わらず、全国組織の日本PTAが文科省と深く結び付いており、事実上文科省が指揮命令系統を有する。前身は戦前の母の会等に遡る法的に矛盾を抱えた組織である。悪い部分にフォーカスし過ぎている部分もあるが必要性は確かに疑問だ。2022/01/02

みなのん

18
伝統だから、ずっとやってるから、と手間がかかることをやり続けているPTA。子供を家に置き去りにして集まる会議、どこが子供のため?今年PTAの役員になりました。新しく立ち上げる委員会の委員長になったので、出来るだけ省力化できるよう本書の意見を取り入れながら行動していきたい。2021/05/11

あっちゃん

13
ここに書かれてある役員はほとんど経験済み。少子化なのにPTAの人数と負担は減らず、子供が三人いるため、役員は1年おきです。中には週1回学校に行ったこともあったので、役員は必要ない言い分はよくわかるのだけど、感情的で思い込みが激しく、考え方があまりにも偏っています。繰り返し出てくる「子供は学校の人質」にイライラさせられ、「子供は戦争に送り出される」には、さすがに頭が痛くなりました。2019/01/30

まると

11
うちは子供がいないのでPTAなどにかかわったことがなく、内実は全然知らなかったが、読んでいてその理不尽さにはらわたが煮えくり返った。これほど活動が無意味で、母親たちに嫌われているのに70年にもわたって存続してきたのは、審議会などでアリバイ的に保護者側の合意が得られるなど、国家装置としての利用価値があったからなのだという。何という胡散臭い組織か。木村草太氏や岩竹美加子氏の意見をいちいち載せて論拠を補っている部分はやや稚拙な構成に感じたが、著者の主張には大いに賛成。こんな組織は即刻廃止すべきだ。2020/06/29

乱読家 護る会支持!

10
本来は任意団体。役員が決まるまで帰れない保護者会。お金にならないベルマーク活動。学校のお手伝い組織。役員間で存在する序列。。。 そもそも文科省、教育委員会、学校、日教組という、権力構造や物言えぬ組織運営に問題があるのではないか? 国家の役割は、国防と次世代を生み育てること。結局、国家として「人と教育」についての哲学を一切語らない国政と国民に根本原因があるのではないか? また、学校への人的支援は、親だけではなく、引退世代を中心に地域の人たちで支えるべきと思う。 って、単に僕がやりたいだけですが、、、2018/08/13

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