マイナビ出版ファン文庫<br> 繰り巫女あやかし夜噺~かごめかごめかごのとり~

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マイナビ出版ファン文庫
繰り巫女あやかし夜噺~かごめかごめかごのとり~

  • 著者名:日向夏【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • マイナビ出版(2018/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784839963200

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内容説明

―かごめかごめかごのとり…後ろの正面だあれ?―

古都で次々と起きる怪事件は闇に住まう人にあらざる者たちの仕業なのか。
玉繭神社の機織り小屋で巫女は今日も機を織る。
弱き人々のために…そして巫女は石舞台で舞を踊る。

とんとんからん、とんからん。
早朝から聞こえる機織りの音。
古都の高台にひっそりとたたずむ玉繭神社には、巫女として住み込みで働く絹子。
引きこもりの神職兼大家である青年や身の回りの世話をしてくれるシロとクロと一緒に暮らしている絹子は、大学で非常勤講師として機織も教えている。
大家と絹子の下にはあやかしが起こしたとしか考えられない不可解な相談やお祓いの依頼がよく持ち込まれる。

女性の肩に現れた不気味な腫物は一体何なのか?
長い髪の女性を狙い髪を切るあやかしの正体は?
突然神隠しに遭った男の子の行方は?

次々と起きる摩訶不思議な事件の真相は明らかになるのか。
前作「お憑かれさんです、ごくろうさま」でお馴染みの仲間に加え、大家の血縁であるハジメと呼ばれる巫女など新たな人物も登場。
あやかし謎解き噺第二弾「かごめかごめかごのとり」…糸を紡ぐ物語が今再び始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

65
新キャラが登場して続きそうな雰囲気なのに、続きは出ないのかな、続きが読みたいです。大家も絹子も同じように苛酷な生い立ちなのに絹子の大食いと鈍感さが楽しいのに…作者は某人気シリーズで多忙なのかもしれないなあ。2023/05/28

はつばあば

51
ホラーかミステリーか・・分らないながらも面白い。絡新婦が人と混在するなんて・・。そういう混ざり人を想像するだけでも楽しい。オクトは八郎さんだなんて駄洒落もいいとこ。もう出ないのかなぁこの続き。2019/02/14

hirune

49
【Kindle】大家の兄が90代でその上に7人の兄が存命なのか😅吸血鬼の一族なのかな?大家やらクロシロやら過保護な奴らに繭玉の中の蛹のように守られて、自分のことも周りの事件の真相も正しく知覚できない絹子だけど、自覚なしに最終兵器を内蔵してるとは 怖い娘だねぇ。相変わらずワケありの人間を引きつけてるし、黒幕っぽい謎の人物もいるようで、次の展開が早く読みたいです☆2019/06/16

よっち

45
玉繭神社で機織りの巫女として働きつつ、大学で非常勤講師として機織も教える絹子。お馴染みの仲間たちに加え、大家の血縁である少女・ハジメなど新たな人物も登場する第二弾。女性の肩の不気味な腫物、長い髪の女性の髪を切る通り魔、突然神隠しに遭った男の子の行方。気持ちのいい食いっぷりを見せる絹子に大学生の友人が増えたり、彼女や大家たちの事情も明らかになったり、物語としてだいぶこなれてきましたね。人のおぞましさを思い知らされる各エピソードでしたけど、その先にある意外な結末に少し救われる思いでした。続刊も期待しています。2018/05/22

kei302

42
絹子の大食いにストーリーが霞む。かごめかごめ、高槻先生のシリーズで先生が怖い解説をしていたので、薬屋さん作家さんのこの本も恐る恐る読み進んだ。絹子が仕事をするのにリズムが良いから歌っていただけだった。けど、子獲り、籠の中の鳥とかは何らかの暗示かもしれない。穿ちすぎかな。2023/11/10

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