内容説明
街中で遭遇した出来事を通して、深層に潜む「狂気」と「正常」の世界を、著名な心理学者の言葉を引用し解説する心理学のテキスト。臨床心理士でもある著者が街中で遭遇した出来事を通して、私たちの深層に潜む「狂気」と「正常」の世界などを、著名な心理学者の言葉を引用し、解説する心理学のテキスト。
目次
序 狂気について
1 ヒトとモノ
2 恋愛について
3 愛すること
4 話を聴くこと
5 共感について
6 思い込みについて
7 仕事について
8 目減りするものと増えていくもの
付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
31
狂気へのグラデーション。稲垣智則先生の著書。狂気へのグラデーションというタイトルは刺激的で過激だけれど、内容は至ってまじめな心理学のテキスト。心理学を基礎から学びたい人向けの良書です。2018/12/28
くさてる
22
これは面白かった。臨床心理士である著者が街角で、店で、電車で耳にした会話から広げていく、人間心理の綾とそこに巣くう不穏さ、ひとが生きている妙さのようなもの。そこから導き出される生き方に関する覚書のような言葉は、けして押しつけがましいものではない。目をそらすにはあまりに鋭いような気がしてそれをどう受け取るかを常に問われているような気がする。そんな内容が、地に着いた分かりやすい言葉で、端正に、わずかばかりのユーモアを持って語られていて、深い。良かったです。2017/01/31
米笠鹿
9
良書。どこをとっても素晴らしい論点の拾い方と見つめ方、そして深め方。普通だったら疲れる内容なのに、喫茶店や電車内での会話から広げていき、途中でユーモラスな言葉を突っ込んでくるから、思わずふふっと笑ってしまう。緊張と緩和の最たるものだ。共感できるところ、新しい発見、自分の考えと反するところがちょうど等分されて記されており、感情の動きが大変だった。それだけ厚みのある考察ということだろう。あるいは僕が薄っぺらいだけである可能性も否めない。真に迫るような感想を書くには文字数が少なすぎるから、是非読んでほしい。2020/02/14
Kenta
5
面白い本だった。痛いところついてる部分もあった。著者とは面識があるのだが、生で聞く話は本以上に面白い。2017/11/18
あい
0
「人を愛する」という事をメインテーマに、人の思考や在り方、人生などいくつもの観点から著者が考察したことをまとめた内容でした。 読んでいるのが辛い程の刺さる文言が多く、なんども本を閉じてしまいたい衝動に駆られました。 ただ、語り口はどこか優しさを帯びていて、ただ刺さるきつい、だけでなく「あとがき」にもあったように自然と自省が促されました。 現在感じている慈愛に満ちた反省の気持ちは、今までに経験したことがなく、何とも不思議な読後感です。2019/11/13
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