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内容説明
太平の世にあって歴戦の老将は過去をかえりみ、わが亡き後の家の安泰に思いをめぐらす。側近く仕えた小姓の筆が伝える、死に臨んだ「独眼竜」の深き慮りと愛する者たちへの別れの作法。政宗に近しく仕えた小姓・木村宇右衛門可親が主君の言行を記録した『木村宇右衛門覚書』を読み解き、武人の最後の日々を描き出す。
目次
第1章 くもりなき心の月をさきだてて
第2章 病身をおして
第3章 将軍家光との別れ
第4章 殉死を望む家臣たち
第5章 政宗臨終
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
喪中の雨巫女。
12
伊達政宗、さすがは、名将だけの事は、あります。最期の事がここまで、書き残されているものですね。2010/09/27
maito/まいと
6
伊達政宗という若々しいイメージが崩れるほどの、晩年の姿が思い浮かんでくる1冊。まあ、年老いているのだから当たり前だけど、それでも案じ、憂い、心配しながらも次世代のために全てをなげうつ姿は、人の一生の正しい閉じ方を教えてくれているような気がした。2010/09/01
sfこと古谷俊一
4
「木村宇右衛門覚書」という小姓による記録を元に、伊達政宗が死を目前に江戸に向かい、過ごした、最期の日々を再現。偶然の出来事に予兆を見いだす心理、政治的・心情的配慮の細やかさなど、国語学的に読み取るあたりが面白い。2010/07/22
やまぐてぃ
2
奥州の独眼竜・伊達政宗。「強くありたい」と願って生きてきた彼は、1636年という泰平の世の中においても、臨終のその時まで戦国の武人でした。死に瀕した自らの身体よりも、気にかけていたのは周囲の家来たちの将来であり、伊達家の安泰であり、将軍家光への御恩。その人望に感動です。2012/02/15
がんこちゃん
2
独眼竜、奥州の王…身も心も強き政宗公の老いと死に際を読むのはたびたび辛く涙も出ました。そして人として武士として、誰よりも人を思った政宗公を改めて尊敬致します。この時代のドキュメンタリーは新鮮であり、考えさせられます。文中にも優しい解説がなされており、読みやすいと思う。2012/01/06
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