内容説明
妻を失った警視庁元SPの小津良介に、元経済産業大臣の平泉凜太郎から突然の依頼が。政界での再起を期した大勝負を前に、息子の交友関係を調べてほしいという。先代から仕える辣腕の“執事”、平泉の元秘書である大崎靖からの情報提供を受けながら調査に乗り出した小津だったが……。衝撃のラスト! カズオ・イシグロ『日の名残り』へのオマージュを込めた傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詩界 -うたか-
5
#読了◆僕は決めたよ。いつだって失敗を繰り返し理想を語る、そんな父さんに復讐するって/二人の男は、同時に悲劇を迎え、胸に抱えていた◆SP小津をメインに繰り広げられる物語で不思議な感じ。カズオ・イシグロさんの「日の名残り」をオマージュしているらしいです。2020/07/09
こいきんぐ
4
タイトル通りの話。誰しも後悔ははいて捨てるほどあるはず。なんだか悲しいような明るいような。面白かった。2018/04/11
tnyak
3
中盤過ぎまでは、抜群の面白さだったのだが…2023/05/19
terukravitz
3
★★★☆☆2020/04/05
YH
3
大崎と千鶴子の間には淡い思慕だけだったのかが最大の謎。晶が実子だから命をかけてこちらに引き戻そうとしたのではないか。ミカドの実体はジウを読んだ時のガッカリ感に似ていた。2019/04/04