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内容説明
命の終わりを意識した時、いちばん美しく見える都は京都以外に考えられない。
ありそうでなかった。最期の日々を過ごすための、京都ガイド。
著者は2015年7月不治の病の「間質性肺炎」に冒されていると診断され、余命は平均で約2年半、長くもっても約5年、という宣告を受けた。突然の難病宣告に恐れおののき、死ぬという現実を見つめ、身辺整理を済ませ、死と向き合い、
最期の時を待っていた。しかし、友人の「最期に京都に住めば」というひょんな一言から、大好きな都、京都で最期の時を迎えたいと思い立ち、埼玉の自宅を捨て、京都に引っ越してしまう。
京都で人生の最後にやりたいこと、食べたいもの、会いたい人、見たいもの。最期の時のための京都ガイド。
1章 そうだ、最期は京都に棲もう
2章 “終の棲家”生活の極意
3章 「最期の京都」がもたらす極上の幸せ
4章 京都の街に溶け込んで生きる
5章 京都に学ぶ、悔いなく人生を全うする知恵
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B.J.
6
やはり、住み慣れた地だろう。京都は、住むのではなく、時々行くからいい。昨年12月の検定で、二級合格。とてつもない壁の一級が・・・2023/06/22
まっちゃん
5
京都に住もうかという思いの中で、この本を手に取り、読み進めましたので、筆者と共有できる部分が多くありました。 次に住むのなら、やはり京都だと思います。 京都には本物がありますね。2021/08/21
田中峰和
3
京都を終の棲家と考える人は多いが、余命宣告を受けて移住をつける人は珍しい。間質性肺炎で5年以内の余命宣告を受けた著者が、京都移住を決意するには彼特有の価値観と哲学があった。料亭の経営者だった彼は料理にも造詣が深く、何度も京都を訪れていたことが還暦からの移住につながったようだ。妻とは離婚し子供がいなかったのも、その決断を後押ししたのかもしれない。一度きりの人生、死ぬ時期が予測できる方が生きがいにつながるというのは、よほど精神力のある人。ネットで調べたら、昨年3月に永眠していた。彼の人生に後悔はないのだろう。2020/06/05
Lirry
2
余命宣告された著者が終の棲家に京都を選ぶ。湿っぽくならず、かといって前向きになり過ぎず穏やかな気持ちで読める。限りある時間の中で過ごす京都の描写がとても美しい。「辿り着こうと思っても、やはり未完に終わったが、良しとしたい」この潔さに胸を打たれた。2019/02/21
Woody
2
死を前にした筆者が終の住処に京都を選び、その良い点を紹介する内容で、自分ならどうするかを考えさせて貰った。32018/07/07
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