内容説明
銀座とカフェーのめくるめく物語。
銀座史研究の第一人者による、銀座のカフェー(喫茶店)の詳細な歴史と、多彩な文化人たちの臨場感あふれえる、エピソードの数々――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
10
同著者「銀座ハイカラ女性史」読後、数年前出版の本書を手にする。引用資料の多くは荷風の日乗を初め私には親しい。カフェーの前史として我が国におけるコーヒーやビール初め外国由来嗜好飲料の導入史の後、アルコールを含めた飲料を提供しつつ、女性が同席して客が楽しむカフェー業態の発展を述べる。上記書籍と内容は重複するが、本書はカフェーに働く女性の列伝的記述が多く、新しい文化に慣れた大衆により次第に猥雑な物となる「興亡史」についての記述は薄い。更に後半はカフェーとは直接関係のない銀座人物誌の趣が強く、表題からやや離れた。2024/12/13
takao
2
ふむ2023/06/07
lovejoy
0
★★★2023/10/31