ダッシュエックス文庫DIGITAL メルヘン・メドヘン 4

著者名：松智洋／ＳｔｏｒｙＷｏｒｋｓ【著者】/カントク【イラスト】

集英社（2018/05発売）

• ISBN：9784086312387

内容説明

魔法は、少女たちを幸せにする。　ヘクセンナハト第二夜でアメリカ校に勝利し、決勝に進出した日本校。その対戦相手を決めるドイツ校とイギリス校の試合は、優勝候補同士の大激闘となるが、決着の直前、イギリス校のアーサーが棄権(きけん)を申し出る。　最終夜までの間に、偶然アガーテと交流を持つことになった葉月(はづき)は、「シンデレラ」の原書(げんしょ)について意外な事実を知り動揺する。一方、静(しずか)も突然アーサーに呼び出され、ヘクセンナハトの裏で進む恐ろしい計画を知る。　そして迎えた最終夜。決戦の直前、リンが会場に乱入し、世界を揺るがす凶行(きょうこう)に及び――　「物語」を守るため、大好きな人を救うため、少女たちは戦う！　魔法少女ファンタジー、第4幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[かんけー]

日本校もドイツ校もイギリス校も全てを巻き込んで！物語は終息に向かう...物語の冒頭からその[伏線]は然り気無く散りばめられ、巻を追う毎に存在感を現し？葉月や静の百合ゆりにww意識を向けさせ、不穏を覆い隠す手法にニンマリ♪イギリスの王アーサー・ペンドラゴン、彼女の予言を覆す葉月の想いに溜飲が多いに下がって！前巻で懸念していたアメリカ校リンのフォローも成されて、嬉しい限り！うん♪ベタでもこの展開が王道！としつこくw感嘆符を付ける( ＾ω＾ )特にロシア校の葉月に対する同士と言う言葉にホッコリ♪ニコニコ。→

2018/04/28

[水無月冬弥]

松 智洋,StoryWorks先生の　#ラノベ　無事完結。いろいろと謎であった葉月の魔法の秘密もわかり、酷い事にもならずハッピーエンドで終わったのはよかったですね、ただ、あの女性の願いがなんだったかは気になりますねえ。

2018/05/06

[リク@ぼっち党員]

願えば叶うなんてそんな甘っちょろいことは物語の中にもない。最後まであがいた者が、自分の力で願いを叶えるんだ。空想に逃げていた脇役の少女のシンデレラストーリー。でも魔法にかけられたって葉月は最後まで葉月のままで、流されるままではなく自分の意思を貫いていた。主役と言うには役不足。でもそんな脇役の存在が主役たちに大きな影響を与えていく。巡り巡って最後は"最高の結末"にたどり着く。そんな童話のような素敵な物語だった。

2018/04/27

[真白優樹]

ドイツ校とイギリス校の試合が延期となる中、リンが持ち逃げしたある荷物が世界を揺るがす事態を起こす最終巻。―――自分だけの魔法で巻き起こせ奇跡、完全無欠の幸福の為に。一先ずの完結という事もあり、魔法少女達が集結しての大規模戦闘が繰り広げられる今巻。ここに全ての真実は明かされ、葉月に選択肢は委ねられる。躊躇わず踏み込んだ先、幸福な結末の中に見つけるのは自分の道と、自らの物語。間違いなくあの先生の血筋を感じるこの物語、最後まで面白かったのは、誰もが魅力的であったからだろう。 うん、最高に面白かった。

2018/04/25

[HANA]

シリーズ最終巻。とりあえず決勝まで。ドイツ校、イギリス校の対決も熱かった。展開が上手くて王道的な話ではあるけれど飽きずに読めた。葉月の魔法についての謎もちゃんと回収してくれて良かった。次の展開もみてみたい。

2018/06/29