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内容説明
時代にさきがけて、近代童話のけわしい道を切りひらいた日本童話の父、小川未明のロマンの香り高い童話集第一巻。人間の世界で幸福に暮らすことを願って陸にうみおとされた人魚の女の子は、欲に負けた人間に悲しみを託した赤いろうそくを残して売られていった…「赤いろうそくと人魚」をはじめ、「野ばら」「月夜と眼鏡」など初期の代表的名作18編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つーお.tzt
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ケダモノオペラのシナリオの参考にするため、日本の童話を読みたくなりbookwalkerで電子版を購入。収録されているお話は既に青空文庫でも読むことは出来るものが多いのだが、纏まった状態でないと自分は読まないと思うので、購入してよかった。お気に入りのお話は、「金の輪」「赤いろうそくと人魚」「野ばら」「月夜と眼鏡」の四編。全体的に掌編となっており、短い時間でどんどん読み進められたのも楽しかった。学校で習った童話などは、比較的ハッピーエンドなものが多かったので、理不尽と不可思議に満ち溢れたお話はとても魅力的だ。2022/11/06