内容説明
不可解な遺書を残し、閣僚入り間近の国会議員・矢島誠一は謎の自殺を遂げた。真相を追う特捜部の湯浅は、ネット上に溢れる矢島を誹謗する情報を目にし、匿名の人間による悪意に戦慄を覚える。やがて、彼にも差出人不明の封筒が届きはじめ……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
米太郎
30
・情報に関する作品を立て続けに。怖い。10年前の作品と思えないほどのリアリティ。そして本当の巨悪は裁かれないんですね、、2023/08/04
タルシル📖ヨムノスキー
27
ある政治家が自殺した事件の真相を調べていた東京地検特捜部の湯浅は、その政治家が自殺する前、ありとあらゆる個人情報がネットに晒されていたことを知る。そして捜査をしていた湯浅の元にも謎の封筒が送られてきて…。という話。事件に関わるとされる〝オーディンの鴉〟の正体は、結局最後まで読んでも掴むことはできず、不完全燃焼な感じは残るものの、この物語のように、もしかしたら明日、知らない間に自分の個人情報が、しかも悪意をたっぷり振りかけられた形で拡散されたらと考えると、恐ろしくてアクセスするのを躊躇してしまうほど。2021/06/04
酔拳2
20
オーディンとは北欧神話の最高神で、フギンとムニンという鴉を従えているそう。この鴉の名前聞いたことあるなと思ったら、悪の教典に出てきてたな。と、本書と全く関係ないことを言ってるが、福田先生の検察官ミステリー。ドラマのHEROじゃないけど、主人公湯浅も結構捜査に出かける。追っていた代議士の自殺から物語はものすごいスピードで展開される。ちょっとゴールデンスランバーっぽい。インターネットの影響の怖さ。からの犯人(組織?)の強大さ。ラストは一定の解決は見るものの、モヤっと感。これは続きを知りたいなー。2025/06/19
たぬ
18
☆4.5 10年ぶりに福田和代を読んだ。骨太ミステリが相変わらずの面白さね。インターネットは便利だけど悪用しようと思えばとことん悪用できる。プライバシーの漏洩やセキュリティの穴には気をつけたいけど、本作みたいな事態になったら私のようなネット弱者は第一に解決するべきことすらわからずパニック状態に陥ってしまうだろうなあ。難病で入院中の幼い娘にまで手をかけるのでは、一緒に犯行を追っている仲間に裏切り者がいるのでは、また誰か殺されるのではと最後まで緊迫しっぱなしだった。2026/02/06
おやぶん
13
汚職をしたと目される気鋭の国会議員に迫る東京地検特捜部の湯浅が主人公の物語。 その国会議員が突然謎の自殺を遂げることとなる。 その理由を探る中で議員がネットで個人情報が流れており 攻撃にされていることを知る。 最近ではツイッターでバカな行為をしてさらされたりすることも多いし、 ネットの怖さと言うのがほんとに身近にあると思うので 身近な恐怖と言うことでハラハラしながら読み進めました。 人間の善意を信じた主人公の行動が その後どのようになったのか先が読みたくなりつつ読了しました。 2014/10/09
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