内容説明
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俳句がうまくなるには、季語を上手に使いこなすこと。本書は、春の代表的季語・花=桜とその関連季語を、美しい写真と名句で展開。人気辛口先生・夏井いつきの心に響いた作品を厳選したビジュアル版歳時記です。五感を刺激する盛りだくさんの写真やエピソードを楽しみつつ、あなただけの言葉で、新しい「花」の一句を詠んでみてください。日本花の会監修の桜の百品種をカラーで紹介した「桜図鑑」も見ごたえあり。桜だよりが届いたら、春の俳句を作りに出かけませんか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
43
夏井先生の句会ライブに参加したのは去年の12月だった。一日一句作りましょうと言われ、頑張ろう!と思ってから4か月が過ぎて・・・うーん、できてない現実。そこへこの本はもう一度俳句の世界の魅力と桜の魅力を私に浴びせてくれた。美しい写真とともに名句、投句の紹介、さらにPart6の対談「桜の秘密・花のサイエンス」がとても充実していた。2020/04/23
ちえ
41
外は雪で真っ白なこの時期に借りてきて、あまりにも美しい桜の写真、著名なまた一般の俳人の花の名句、桜図鑑に花の科学。返すのが惜しく二週前に延長。この週末は返却しないと…。読み返しながら一つ一つの句に様々思いを揺さぶられる。やはり桜はなぜか特別。2020/12/19
クラムボン
17
冬の歳時記「雪」に続いて、春編は「花」がテーマ。今年は桜の開花が早く、モタモタしている間に見頃は過ぎてしまった。桜前線は今頃、東北当りであろうか? 名句や市井の俳人の句を紹介するのだが、誰もが知る詩歌はどうやら《和歌》の方が多そうだ。それ以上に現代日本人の心の歌と言えば《桜ソング》なのだが…。《俳句》の持つ軽みや俳諧味を「桜」で表現出来るのだろか? その中で高浜虚子の「咲き満ちてこぼるゝ花もなかりけり」一見平凡そうな句なのだが惹かれる。ただ今回は後半の専門家に聞く「花のサイエンス」の方が面白かった。2023/04/14
Mimi Ichinohe
6
「雪」に続く「花=桜」の歳時記です。桜の季語、美しい。俳句に添えられる写真も美しい。「さくらの夜不意に蛇口が水こぼす」宮坂静生。「うそのやうな十六日櫻咲きにけり」正岡子規。いざよいざくらかと思ったらそのままじゅうろくにちざくらって読むんですね。その音もきれい。桜の季語を眺めていると、自分にも次々と浮かんできました。「父母の在します遠き花の庭」「母からの拙きLINE花便り」「過去といふ幽霊みたり花あかり」おそまつ、笑。2020/05/26
とも
5
「山又山山桜又山桜」写真がいい。2018/04/05