内容説明
読み終わったら、人間が怖くなった。
気になる。新校舎と旧校舎の間の、5センチぐらいの僅かな隙間が。あの隙間を覗いてみたい。吸い寄せられるかのように、僕はその隙間の前まで来ていた……(収録作品「隙間」)
5分で人間に恐怖する。5分で読める“5分シリーズ”からお届けする、友人や恋人の狂気、そして自分の狂気に気付く物語。
小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿された20000作超の短編から厳選した、
『5分後に戦慄のラスト』
人間心理の深淵を描いた珠玉の掌編11本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズマ
27
後味は悪いけど戦慄とまではいかなかったです。「ストックホルム症候群」のオチは好きです。2019/03/05
こうちゃ
13
☆3 小説投稿サイト「エブリスタ」が主催する短編小説賞「三行から参加できる超・妄想コンテスト」入賞作品から、さらに選りすぐりのものを集め、加筆・修正。20000作超から選ばれた11作を掲載。相手の本音に気付いても、時すでに遅し。戦慄とまではいかないけど[もし一億円あったら]と[ストックホルム症候群]のラストが印象に残った。2017/09/24
さな
9
よく本屋さんで見かけるシリーズ。読むのは初めて。ショートショートっぽくてサラッと読めるのが魅力。戦慄のラストってほどではないかなー。最後の「透明人間当選」だけはラストでゾッとした。あとは「五臓六腑に染み渡る」「ストックホルム症候群」が面白かった。2017/11/08
ポコポッコ
7
小説投稿サイトに投稿された中から、書籍名にある通り戦慄のラストが待つ作品を集めた短編集。・・・とのことだが、正直クオリティはイマイチな物語ばかりだった。ただ、その中でも嫌いな友人の家にカマキリの卵をしかけたという物語は短い物語の中でしっかり戦慄させてくれるものがあって良かった。エロにもグロにも振り切れて無い辺りを見ると、もしかしたら児童向けの書籍だったのかもしれない。2019/12/08
ねむポジャ
7
戦慄というほどでもないけど面白かった。2019/05/31