編プロ☆ガール

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編プロ☆ガール

  • 著者名:川崎昌平
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • ぶんか社(2018/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784821135714

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内容説明

華やかな出版業界…ってどこにあるんですか!? 売れない書籍、版元からの圧力、徹夜&過重労働、心を病む同僚……編集プロダクションで働く新人女性編集者・束美は、理念と現実の狭間で何を掴みとるのか!? 重版出来した話題作「重版未定」スピンオフ、心を突き動かすハードボイルド出版業界漫画! 編プロ出身の編集者&文筆家・仲俣暁生との対談や、著者の経験を元にした業界回想解説も78ページ収録! 編プロは今後どう生き残るべきか、漫画と文章で読み解く!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

236
編集プロダクションで働いていた自分としてはあるあるがありすぎる本で、楽しすぎた。古式ゆかしい出版業界の中で低いカーストに位置する人々の苦悩と、売れない本が量産されてしまう裏事情が赤裸々につづられている。かとおもうと、終盤には著者の願望を多分に込めたフィクションばりばりの話の展開を持ってきて、出版業界に希望を抱かせたりするあたりはストーリーの展開の仕方が美しかったり。ゆるーい絵柄だけど本当にハードボイルドで、いろいろ考えさせられる。2018/04/11

akihiko810/アカウント移行中

22
激務薄給である編プロでの仕事の内情を描いた漫画。 「重版未定」で出版界の内情を描いた作者による、編プロ。著者は元々、編プロに勤めてたそうで、漫画の間に挟まれるコラムの詳細とリアリティが凄い。編プロは出版社の奴隷。やりたいテーマの編集なら激務でも救いがあるが、興味ないテーマだときついよな…。マンガよりも、コラムや巻末編プロ対談の方が面白かった2022/03/15

阿部義彦

21
河出書房新社から「重版未定」を出した、川崎昌平さんが今度はぶんか社から、編集プロダクションに勤める女性を主人公とした漫画と細かい解説の文章がはいった書籍を発行しました。4月20日初版発行。出版社からの受注が無ければ成り立たない弱小編集プロダクションの内実が何とも切ないです。納期が決まったムック本の仕事が一番キツいなど、本屋や取次の経験(バイトですが)しかない自分としては、超過酷で心を病んだりトンズラが当たり前で、新人が一週間もてば良い方とか、まああるあるなんでしょうね。ジレンマの嵐!2018/04/14

けほんこ

16
読みましたー 自身が経験し 現在出版社におり さらにあとがきにも あったように 客観視した キャラクターを 用いたことで かなり 如実に現実が 浮き彫りになってる 感じました 編プロ入る選択肢が あるなら まず読むべき本だと思います ブラックもブラック 漆黒の業界ですから 132ページ泣きました 文化的事業? とんでもない 大工さんたちを肉体労働と揶揄するなら 精神労働ですから笑 ムックと書籍説明?

ステビア

13
下請け業者の悲哀。私は編プロを使ったことはないがこういう現実があることも忘れてはなるまい。2020/03/15

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