P+D BOOKS<br> P+D BOOKS 生々流転

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P+D BOOKS 生々流転

  • 著者名:岡本かの子【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 特価 ¥500(本体¥455)
  • 小学館(2018/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093523370

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内容説明

波乱万丈な“女の生涯”を耽美に描いた巨編。

素封家ながらも実は貧民窟に出自を持つ男と、その妾の間に生まれ落ちた美しい娘・蝶子。

第一部では蝶子が女体育教師・安宅と園芸手・葛岡という男との三角関係に巻き込まれる展開を中心に、そこから逃れる目的で選んだ裕福な青年・池上との奇妙な同居生活が描かれる。

第二部では乞食に落ちぶれた蝶子が市井の人々を観察しながら自らの半生を振り返る流浪の月日を描く。芸術家・岡本太郎の母親であり、歌人としても名高い岡本かの子の耽美妖艶な大巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryu

3
これでこそ小説だ。突然始まって、突然終わる。やたら長い。急にすごい文章が始まったり、異様に退屈だったり。読者のことは二の次でいい。この小説が、どう生きるか。暴れるか。生まれるか。るるると勝手に産出されているかのような文章。べつに、人間はあと。小説がさき。覚えた?お前は馬鹿。りーーーーん。と鳴る、のが、小説の音。聞こえないなら、帰れ。2022/11/23

Ru

2
情景描写が岡本かの子さんの得意分野と思うけれど、風景の情景描写が長々と続く箇所はちょっと退屈。とはいえ女性が男性に頼らずに生き抜く姿は、当時としては衝撃的な内容だったのだろう。いや、現代人の私にとっても、自ら”乞食”となり、人生を模索する姿はやはり衝撃的。2023/12/16

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