内容説明
「若いころは四十歳になったら、もう何もかもおしまいだと思っていたけど、違ったわ」。フレンチ・シックという言葉がぴったりな、世界中の女性の憧れである女優、歌手のジェーン・バーキン。高級バッグ・エルメス「バーキン」の生みの親であり、永遠のファッション・アイコンである彼女は、二十一歳で運命の男、セルジュ・ゲンズブールと出逢う。人生を思うままにスキャンダルに生き、結婚、出産、離婚、そして娘の死という悲劇をのりこえ、見事に美しく「変容」していく。五十代、六十代、年齢に抗うことなくノーメイクでしわを隠さない。「自然体で美しい人」の言葉とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
21
私が仙台で地震に遭って途方に暮れるていた時期に、自身が病身にも関わらずガラガラの飛行機に乗って見舞いに訪れてくれました。〈みなさんに「愛している」と伝えるために日本に来ました。〉本当に気取らない素敵な女性だと思います。右ページに言葉が見開きで大きく書いてあり、左ページで背景等の補足があり簡単に読めてその実かなり深いです。沢山の箴言に触れてください。私のベストは以下。 〈砂に残った足跡は、押し寄せる波があるから美しいのよ。〉2018/03/16
ブーボ
14
私の憧れる人は、ジェーンバーキン。娘のシャルロットも大好きだ。 ちょっと電車で読むのは恥ずかしかった。見開きの右ページにデカデカと彼女の言葉が載っていて、側から見て自己啓発本とかに間違われたらどーしようと栞で隠しながら読んだ。 でも、さらに彼女のことが好きになった。そんな本。2018/10/19
ののまる
8
バーキンの鞄が超高いってことしかあんまり知らなかったぐらいだったので、興味深く。2020/01/26
Ryo
8
読友さんからの頂き物。ジェーンのことはよく知りませんが格言的なの好きなので頂きました。かの有名なエルメスのバーキンを発案した人とのことですが、あれ使いやすいのかな?本物は持ったことないのでデザイン真似たイミテ見ただけですがあの金具毎回外すの???みたいな。ポッケも何もないの???みたいな。それはさておき、表紙のジェーンはとても可愛いと思うのだけど薄い胸で男の子のような身体にコンプレックス持ってたというのには驚き。今時のモデル体型なのに。まぁ皆無い物ねだりなんだな。愛した男性4人というのは確かに→2019/12/01
ちょび♪
5
人を愛すること、人に愛されること。そのために生き、それに自分の全てを捧げる人だったのだな。ファッションやスキャンダラスな内容に目が行きがちだけど、これほど『愛』という言葉がしっかりくるフランス女優はいない。Love you Jane Birkin ! R.I.P.2023/12/08