殺人うんこ

著者名：横田貴史【著】

幻冬舎メディアコンサルティング（2018/04発売）

• ISBN：9784344915909

内容説明

病気の根本原因をつきとめ対処する医学に関心が集まっている。特に腸の健康管理が注目されている中で、驚愕の事実が判明した。心臓発作、脳卒中の理由の大半が、腸内にたまる糞便の「酸性腐敗化」にあったのだ。誰もが抱える死のリスクとその原因、医療界での「酸性腐敗便」に対する姿勢、おすすめの予防法について詳しく解説する。人を殺す「うんこ」の実態に迫る一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[紫砂茶壺]

まずタイトルが秀逸。殺人とうんこをくっつけるいいセンス。内容としては、タンパク質の過剰摂取による酸性腐敗便からタンパク性アミン類が産出され、それが急激な血管の収縮と痙攣を起こし、心臓発作や脳溢血の原因となる。だからその発作時には浣腸をすべきだと主張している。著者とその父の酸性腐敗便の学説が受け入れられない現状に対する憤懣やる方ない思いに貫かれていて、同じような話が何度も出てくるが、そこを削っても酸性腐敗便を防ぐための食生活の具体的な事例をもう少し詳細に書いたほうが読者のためにもなろうと思った。

2018/03/21

[枝毛]

タイトルやオビのテンションと違い、大変真面目な内容だった。心臓発作や脳卒中で死ぬ人間を減らしたい、そしてお父様の功績を世に広く知らしめたいという熱い思いであふれていた。 いろいろ丁寧に説明してくれるので、肝心のうんこのお話が出てくるのは70ページ過ぎ。心臓発作や脳卒中が、腸内で腐敗したうんこのもとが原因で、それを輩出することによって助かるというのは初めて聞いたので、大変興味深かった。

2020/06/13

[Yoshi NAK]

酸性腐敗便。私は納得できた。新谷弘実さんの著書にも通じるものがあると思います。

2018/09/17