内容説明
日常を生き抜くために、非日常の旅をする――出会ったのは、多種多様な来訪神、踊り、祈り、そしてそれをつなぐ地域の人びとの姿。よそ者が地域の習俗に飛び込み、祭りとともに生きる住民とふれ合い見えたものとは。北は秋田男鹿半島から南は沖縄宮古島まで、全国18ヶ所の地域に伝わる祭りや年中行事を丁寧に取材し異界にふれた「非日常=ハレ」の旅。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
25
☆☆☆☆ 日本にはまだまだ知られていない魅力的な祭りがあると再認識。山形県上山の加勢鳥、埼玉の脚折雨乞、板橋の徳丸の田遊び、静岡の徳山の盆踊り、吉野の蛙飛び行事、加西の鬼会、新宮の御燈祭り、三重県のかんこ踊り、南さつまのヨッカブイ、日置の伊作太鼓踊り、国東のケベス祭り、そして極めつけの宮古島のパーントゥ。 2024/07/20
ここぽぽ
18
日本も地方へ行くと、不思議な風習が残っている農耕民族なんだと思う。各集落によって祭りが違う。非日常と奇妙な興奮が伝わってくる。心地よい高揚感、一体感、緊張感。祭りは人の心の穢れを払い、新たな世界へ導いてくれる大切な風習と思った。宮古島のパーントゥは面白いと思った。2024/07/16
ひみ
5
登録忘れ。図書館で見つけてナマハゲがいるーと思って読みましたが、新潟のかわいい棧俵(さんばいし)神楽や埼玉鶴ヶ島の脚折雨乞(すねおいあまごい)の巨大龍神、南さつま市のヨッカブイなど、みたいお祭りがたくさん。祭は異界との境目、納得だなー。2024/12/07
DEEP埼玉
4
鶴ヶ島の脚折雨乞の行事のルポを読みたくて。鶴ヶ島インター近くの幹線道路を重さ3トン長さ30メートルあまりの龍を担いで回るのは大変だろうな。2016年の祭りに参加した著者によればコロナ禍で2020年は中止、2024年に開催予定とのこと。無事やったのかしら。それ以外の祭りもワイルドさがなかなかスゴイ。宮古島の誰彼かまわず泥を塗りつけるパーントゥ、火の粉を浴びせてくる大分県国東市のケベス祭。荒々しいまじない、儀式と遊びが混ざり合った非日常のワクワク感をかき立てる。触ってはいけない禁忌と触れたい誘惑への憧れ。2024/11/25
Hiroki Nishizumi
4
いいねぇ。来訪神などの異世界へのいざない。全部制覇したいものだ。2024/06/27
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