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内容説明
数多くの映画や小説になり、幕末激動の時代を彩った「新選組」。とくに京都での「池田屋事件」「禁門の変」に代表される活躍は、近藤勇、土方歳三をはじめ多くの隊士の名を歴史に刻んだ。しかし新選組の戦いは、時代の流れに逆行し、敗れ去っていく歩みでもある。剣の腕だけで徳川幕府を守るには、西南雄藩を中心とする新政府軍はあまりに近代化していた。本書は、その結成から活躍、崩壊への歩みを、幕末を描いて当代屈指の作家が、ゆかりの地を徹底踏査して執筆した歴史紀行。「浪士組」として江戸で結成、京都へ上ってからの局長近藤を頂点とする活躍、そして鳥羽伏見の戦いでの敗北からの解体と土方たちの奥州転戦、五稜郭の最後……。現地に足を運びながら、新選組の歩みを丹念に追い、紀行文ながら「新選組小史」の趣がある。近藤勇の最後の夢の跡を追った「甲陽鎮撫隊紀行」を増補し、再編集した決定版。新選組を長年追いかける神長文夫氏の写真満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
り こ む ん
28
文章に思いをのせて、新撰組をたどる。願わくば…土地勘がないので、地図もあったらな…。史跡のルートを紹介しつつ、歴史背景と当時の様子を教えてくれる。まだまだ、不勉強だなぁ~と…戦国武将の武田が絡んでくるとは思わなかった!いや、もっと遡ること鎌倉!いや、何となくは分かっていたけれど、ここに繋がるのか!と。それだけでも、この本を読んでよかったな。やっぱり、歴史は途切れることはないのだな…2016/02/24
ウッチー
5
仮借なき行動は全て「局中法度」により説明される。そのとおりと思いきや、風化の説も! 警察機構と同時に教育機構。 会津の人達は、今も新政府軍を官軍とは呼ばない。など、本当?という文書がいくつか。 史跡観光しながら、楽しく読了。 あ、日野は何回もいってるが、源さんの記念館、行ってないゾ❗️2015/12/21
h t
0
新撰組ゆかりの土地をいろいろめぐる。2015/09/19