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内容説明
紅葉台高校。ここは優秀な生徒が集まる全寮制の国立高校。しかし、それは上級生だけの世界。下級生は「檻」の中の囚人のようなもの。その事実を知った俺達は…。人間はいつも欠点を持ち、未熟であり未完成、これはそんな愛しい貴方達が殺し尽くされるまでの物語…。『あまつき』の高山しのぶ先生が描く完全新作が待望の単行本発売!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
14
問題児(?)を矯正させる目的の全寮制男子校の面々と彼らをサポートするAI.あまつきの璃々ちゃんが開発したAIという事ですが、この1冊だけでは矯正すべきと考える学校側の方が問題ある様にしか思えなくて不思議。きっと裏の事情が色々あるんでしょうね、期待します。2018/04/28
那義乱丸
10
再読。どのキャラも個性的で賑やかだけど、問題児の下級生を上級生がAIを使って強制的に人格矯正していくとか不穏な世界のお話。巻末のあとがきマンガで伏字にされている単語を調べてみたらGoogle HomeやAmazon Echoなどに関連したキットとのこと。それをAIで動かすとはハイテク過ぎて私の脳みそでは理解不能だ。ちなみにAIというと『あまつき』の夜を思い出す。商業BLでAIが出てくる作品も好きだったし、ペット不可の物件に住んでいるので、ガンダムのハロみたいなAIロボットが欲しいと常々思ってもいたり。2019/07/01
那義乱丸
8
1ページ目のモノローグが不穏なもので締められていて驚いた。もしや、人vs.AI?これはかなりダークな物語になりそうな…。時系列はあまつきの後で世界観も地続きだが、あまつき要素はほんのり程度とのこと。舞台は学園で主人公も学生だし。あまつきキャラからは璃々が登場。半璃々と名乗っている事に安堵感。ただ、璃々が制作者の一人であるという「サインシステム」はかなりきな臭い印象で。教師・織部いわく悪魔のAI。その織部の「退学させっかなァ」という言葉も気になる。それは、救うためかと深読みしてみたり。いずれにしても(↓に2018/05/17
那義乱丸
6
山吹たち下級生がいるのは男子校なのに、なぜ上級生には女子がいるのか理解できていなかったのだけど、新刊の特装版小冊子で詳しく説明されてたので納得し、1巻を再読してみた次第。いろんなタイプのキャラたちがたくさん出てきて、みな一癖も二癖もありそうなのでどんな物語になっていくのか興味をそそられる。どのキャラもまだ掴みきれてないけど、脇役の中では、ドSで鬼畜な上級生の土御門蒼が結構いぢられキャラっぽいのでわりとお気に入りかもしれない(笑)2018/10/04
サクジツ
5
「あまつき」の高山しのぶ先生最新作はあまつきの舞台から数年後の世界を描いた学園物。あまつきは途中までしか読んでないんですが、普通に別作品として楽しめました。人間として欠落を抱いた人間を入学させ下級生とし、先輩にあたる上級生が下級生を立派な人間に育てるといえば聞こえがいいが中身は上級生に常に監視されているような、それこそ監獄の中の囚人のような生活を強いられる下級生。これからどんな下剋上を起こしていくのか楽しみ。