内容説明
医療機器・カメラ大手の経営トップが隠していたのは、1000億円の巨額損失だった――。カネに群がった金融プロ、出世を求めた社員、翻弄される町工場社長、闇を追うジャーナリスト……損失処理スキームの全貌と、事件に関わった人々のドラマを描いた問題作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なっく
16
うーん、正直言ってあまり楽しめなかった。悪徳ファンドに騙された人々が悲惨過ぎるし、やり口も巧妙というより無茶苦茶だし、その悪事がバレてもそりゃそうだろと思うだけで、なんかスッキリしない。真山仁とか池井戸潤のあたりを狙ったんだろうけど、ちょっとスケールが小さかったかな。2018/10/04
MASARU.T
4
経理やファンドにはかなり疎いですが、楽しめました。 テーマは違うが池井戸潤の空飛ぶタイヤを思い出しました。 これも実話に近い? 良く似た会社が有りますね。2018/07/18
yasu_z2
2
池井戸ばりの経済小説かなと期待して読んだが人間描写も今一つで大空振りでした!2018/08/08
oct2
2
読んだことはないのだがテレビの勝手なイメージで池井戸潤のような作品ではないのかと思ってこの話を読み始めた。多分ちょっと臭いは違うのだろうけど大まかには同系列か。でも面白かったからこれはこれでよし!途中から松尾さんはカメラ屋さんに転業するのかと思って読んでました(笑)2018/06/30
chuji
1
久喜市立中央図書館の本。2018年4月初版。書き下ろし。初読み作家、オイラと同世代の税理士さんでした。久しぶりに面白い経済小説でした。2018/10/06