内容説明
大学生の天崎悟は、家出した妹の帰りを待っている。ある日、家に見知らぬ老婆がやってきた。何を聞いても判然としなかった。その後、妹が見つかる。虫に食い殺され、血が黄色くなった異様な遺体となっていた。宗教団体の施設で見つかった遺体と同じだ。この虫はなんなのだ? どうやって感染したのか。治療法は? 第19回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
80
人から人へ感染し、身体に宿る途轍もなく恐ろしく悍ましい虫。しかし、暗闇の中、集団で体表を光らせながら高みに登る姿は銀河鉄道のように美しい。人の尊厳を試すかの様な虫たちはいったい何を目指し、なぜ人の身体を貪るのか。予防する方法は?感染者の治療方法は?解明を急ぐ女性法医昆虫学者と家出をした妹を気遣う大学生を軸に、緊張と恐怖はページを繰ることに増して行く。残酷で救いのない物語だ。だからこそ、そこから何かを汲み取り、考え、備えなければいけないのだろう。2019/01/27
ココ(coco)
32
☆☆☆★ 初読み作家さんです。中々虫の描写がグロくて、ホラーとしての読み応えがありました。しかし主人公がなぜ感染したにも関わらず、発症しなかったのかが納得できませんでした。 それと最後があまりにも救いがない結末なのが少々残念です。2019/08/17
ぶんぶん
23
【図書館】日本ミステリー文学新人賞という事で借りてみた。 初応募という事で、いろんな要素が盛り沢山に詰まっている。 デビュー作とは言え状況案内に無駄が多い。 ストーリー上必要のない描写が多くて、ミスディレクションなのかどうか、判りづらくしている。 熱量は感じるのだけど、ストーリーに沿って進めて欲しい。 しんどい想いをして、そんなに感動しなかった。 作者が何を言いたいのか、理解できなかった。 不思議さだけは、残った。 2024/06/03
つばめ
17
衝撃が抜け切れない。題名と表紙からは窺えないグロさと狂気と謎。虫という下等生物に巣食われた時、人は為すすべもなく侵食されてしまう。ミステリアスでSFっぽさも醸し出す本書はあらゆる「もしも」に対する問題提起も成している気がする。もしも本当に本書のような生物に侵されてしまったら安楽死という選択はできないのか。この生物に対する打開策はほぼなくあっても倫理的な問題が生じる。地球外生命体からの侵略という観点も持てるだろう。虫に襲われる恐怖を単純に味あいながら、このような考えが頭の中に湧いてくる作品。2018/09/21
yamakujira
3
カルト教団の放火事件を契機に、謎のウイルスに感染すると数日で老化して、体内で孵化した虫に喰われながら死に至る奇病が明らかになる。発症すると1日で1年分の老化が進むとか、脳と神経系は最後まで生きてるから喰われていることを自覚しながら死んでいくとか、性行為でしか感染しないから自業自得と嗤われるとか、容赦のない残酷な展開も、救いのないラストもいいけれど、教団が隕石を崇めていたって聞いて嫌な予感がした通り、これじゃミステリじゃないな。グロテスクな描写に加えて、最後の一文が効果的なホラーだね。 (★★★☆☆)2019/10/01
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