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内容説明
バロック期、スペイン王宮…宮廷画家に登用されようと、王宮を訪れた青年、シルバ・ベラスケス。そこで彼が出会ったのは、自らを描いた肖像画を切り裂く少女、イサベル姫。どんな画家が描いた肖像画も気に入らないという彼女の心中は…? 久世番子が鮮やかに描き出す、スペイン王宮絵画物語、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
84
人の姿をとどめる術が絵画しかなかった時代、絵筆で王家を彩り仕えた宮廷画家を巡るお話。画家の名はベラスケス、そしてスペイン王宮…もしや!?と思えば、やっぱり光の影の宮廷画家、ディエゴ・ベラスケスをモデルに番子さんが描く宮廷と画家の生活なんて最高すぎる!!!1巻は気難しく、自分を描いた肖像画をすべて破いてしまう姫のお話。侍女バルバラのキャラがすごく異端で面白く、本筋以外でもとことん楽しませてくれる番子さん。早く2巻が読みたい!!番子さん大好き♡2018/05/29
したっぱ店員
44
パレスで和の宮廷を描いた作者、次は西洋。そうか、肖像画ってお見合い写真なんだなあ。線がすっきりしてて見やすい絵柄と、ユニークな脇キャラも健在。題材もキャラクターもストライクで続きがとても楽しみ。2018/05/20
misia
32
面白かった!一気読み。ベラスケスって誰?って思っていましたが検索で「あ~!」と。あくまでモデルで、架空のキャラという事ですが、ここまで物語を膨らませる事のできる番子さんってやっぱりすごい。サブキャラもいい味だしてますし♪ウルトラマリンのお話が良かった。美術史に少し詳しい娘に勧めたら「ベラスケスって過労で死んだ人だよ。基本昔の絵の具って毒だし、つーか今も毒だけど」とさらっと言ってました・・・。いや、私にはどうでもいい感想なんですけど・・・。そんな娘も後書きの「だって描いてるの番子だもの」には受けてました。2018/05/26
るぴん
25
レンタル。スペインの宮廷画家・ベラスケスをモデルにした物語。ドニャ・イサベルがヒロイン的な話が続くのかと思ったら、1冊ごとにメインキャラが変わるのかな?この1冊で綺麗にまとまっていたけれど、続きはどんな話になるのかとても楽しみ。2018/09/30
きょん
22
ベラスケスをモデルにした作品って事で、まさかあの顎しゃくれ王族達登場か?と思ったらそれなりに美形アレンジされてました(^^)鏡のエピソードも上手く使われていて思わずほろりとさせられました。2018/05/22