内容説明
★著者渾身の書き下ろしエッセイ
★日本の英語は、どこでボタンをかけ違えたのか
★教養英語 vs. 実用英語、英文解釈法、著作権、英会話、小学校英語について
★著者が最初に使ったお気に入りの英和辞典とは、日本語は「悪魔のことば」! ?
★AI時代に英語を学ぶ意味とは、大学から文学部・英文科がなくなってしまう! ?
★伝説の学習参考書、「山貞(やまてい)」vs.「小野圭(おのけい)」の話
★英語の名物先生列伝、英文学者 夏目漱石の幻の業績とは、漱石の萬年筆の秘密
★日本人が知らない「パラグラフ・リーディング」のキモとは
★いま明かされる著者の『英語青年』編集長時代(1951-63)の裏話
軽妙な筆致で綴る、知的刺激に溢れる好エッセイ集。独自の着眼点で、日本の英語、英文学の「来し方」をふり返り、「行く末」に思いをめぐらす。94歳になる著者が紡ぎだす貴重な「記憶の記録」。著者渾身の書き下ろしエッセイ集。研究社110周年記念企画。装丁:熊谷博人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mizuki
28
これまでの日本人がどのようにして、外国の文化を取り入れてきたのかが、分かりやすく説明されていました。英語が話せるようになるためには、日本語の土台をしっかり作らなければいけない!それなのに、まだ日本語を学んでいる途中の小学生に英語を教えるなんてと、著者の意見もしかり。昔からの教育のやり方を、頑なに変えようとしないのは、文部科学省のせいかしら⁇2018/12/23
羽
23
著者の追悼展示で気になった本書。“これまでの百年に、英語、英文学がなしとげたことをふり返ってみる”とあとがきにあるように、日本の英語の盛衰や英語教育の変遷などをまとめたエッセイ集。日本人が英文解釈が苦手な理由、夏目漱石の『文学論』はなぜすごいのか、OEDがなぜ有名なのか、外国語学習の効能など、目を開かれる話が多数ありました。著者は大学の英文学科の減少を懸念していましたが、たとえ英文学の人気が衰退しても、それを学んだ者として、わたしは一生付き合っていきたいと思いました。2020/08/07
kubottar
21
他言語を学ぶと別の切り口でモノを観ることが出来る。2021/06/06
Riopapa
13
人生の一時期を英文学にかけ、英文学を捨てて、英語教師として生きている人間としては、なんとも言えないほろ苦い内容であった。漱石の偉大さにあらためて感服。2018/05/26
rikako
13
もっと学問的な話を期待していたが、著者のいいたことをつらつらと書いているだけの本。 もうご高齢ですからね、仕方ないのかも。2018/03/20
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