- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
1961年放送が始まり、66年に「おはなはん」でブレイクした連続テレビ小説、通称「朝ドラ」のテーマは、なんだかんだいっても女の一代記、女の生き方。社会状況が劇的に変化しても、50周年を機に放送開始時間が8時15分から8時に変わっても、それは変わらない。そして今も、女子は朝ドラに励まされたり慰められたりしている。それはなぜか。ヒロインの人生の戦いは、すべての働く女子の戦いに重ねられるからだ。本書は朝ドラ論であるとともに働く女子論でもあり、働く女子を身近にもつ男子の必読書でもある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rico
69
「朝ドラを愛でる女子会」に参加、愛溢れるトークを堪能した気分。「ゲゲゲの女房」あたりから朝ドラに戻ってきた私には、うんうんと肯くところ多し。健気に一途に頑張る主人公、イケメン夫、色々あってもハッピーエンド。概ね一定の枠の中におさまり、どうしようもなく薄味なのもあるけど、たまに凄い作品が生まれる。「あまちゃん」「カーネーション」の破壊力。「さ、お昼にしょうけ」糸子の一言にもってかれた。これがあるから、見るのやめられない。メッセージは「堂々とせよ」か・・・。いいとこ突いてる。2020/04/23
Kentaro
33
朝ドラはメッセージをくれるが、それは頑張って成功しなさいではなく、自分のあるがまま、まっすぐ生きて堂々としていなさいということがポイントなのだそうだ。 これまでの世の中のルールはおおむね、男が決めてきた。成功するのも男性だ。そんな時代に何者かになろうと努力する女性は色々なことをしなくてはいけない。 女子も結構大変だ。家でも職場でもしんどいことだらけ。そういう気持ちを朝ドラが代弁していてくれるのだそうだ。それにしてもあまちゃんくらいしか知らなかったが、毎年人気の朝ドラはこんなにあったのかと驚きました。2019/06/14
ゆゆ
31
朝ドラは好きだ。(というかドラマ全般好き)でも世間で高評価(高視聴率)だったものを脱落したり見損ねたりしている。まあ人の好みなんてそんなもんでしょう。自分が好きなものを多くの人が同じように思ってくれたらそりゃ嬉しいけど。というわけで、今回のこの著者さんと気持ちがあう時とあわない時があり、そうなんだーふーん…と読み飛ばすところもあれば、そうだったね!そうかそういう見方もあるんだ!と思わされるところもあったりで…まあ要は楽しんだ…かな。ただ「働く女子の本音」については、その端くれにいるんだけど、あんまり???2018/06/15
キビ
23
朝ドラは、観れたり観れなかったりなので、意見とか何とか言える立場ではない。だけど、気にはしてるし、観だしたらはまるなといういうのはこれまでの経験から分かってる。15分が繋がっていってることが、ただただ素敵だと思う。うーん…読んでて悲しかったことがあるので、これだけメモ代わりに。ミスチルの主題歌についての部分は次読むときは、とばす。ウェルかめ、よかったけどなぁ。…以上です。2018/07/07
*
19
個人的には「闇鍋群像劇」が好きだから、ヒロインに焦点が当たりすぎない『ひよっこ』『あまちゃん』にワクワクしたのかな。▼朝ドラのメッセージは「成功しよう」ではなく「堂々としよう」だ、という総括は晴れやか。成功には何年もかかるかもしれないが、堂々とすることはいつもの朝8時からできる!2018/05/16




