内容説明
尼崎藩江戸家老・塩谷隼人は、馴染みの船宿『海ねこ』で、お琴に給仕を受けていた。七年越しで互いに憎からず想いあう二人。願わくばお琴を娶(めと)り、共に余生を大事に過ごしたいと考える隼人であった。ある日、色好みで知られる将軍家斉公がお忍びで市中に出掛け、偶然会ったお琴を見初めてしまう。そして、お琴を大奥に迎え入れると高らかに宣言。思いも寄らぬ騒動が始まった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
93
江戸家老塩谷隼人「恋敵は公方様」３巻。江戸家老の職を辞して尼崎に帰ってお琴さんと畑を耕していますよ、もちろん作左衛門さんも千代さんと、これで最終巻？再び老体にむち打ち活躍するのかな。2018/06/10
ekoeko
1
シリーズ３巻とのことですがこの巻が初読み。お互いを想いあっている隼人と琴。おしのびの公方様に琴が見初められたことによる騒動話。最終巻だからか色々な人が詰め込まれたような話になってしまったような？2018/07/04
