内容説明
2006年サッカーW杯から始まる異色のエッセイ
「ことサッカーに関して、男は正直であらねばならない」?
イモとマッチョはお断り、縦横な思考が鋭く楽しい異色のエッセイ集
男(メディア)の嘘とイモなスターはお断り、情け容赦なく
言葉のファンタジスタがピッチの外へ蹴り出します!
当代きっての辛口エッセイ!
金井久美子のカラー挿画25点を収録した贅沢な一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
77
タイトルから猫のエッセイかと思ったら、結構色々な話題が盛り込まれているのですね。猫のトラーとフットボールが多めですが、他にも日常からタバコ、音楽なんかにも触れています。実名を出してぶった切ってるのでちょっとヒヤッとしました。辛口な方なのだなとしみじみ思わされました。2018/04/02
あ げ こ
17
書かれていることは勿論それだけではないのだけれど、自分にとってこの本は、トラーちゃんがいなくなってしまう本なのだった。〈飼猫が死ぬということ〉として、〈もうない〉こととして語られるひどくささやかで重要で具体的な仕草や動作や声や音や習慣を、トラーちゃんとの親密さそのものであるかのようにどこまでもつぶさに繊細に鮮やかに語られるそう言ったすべてを読むこと。〈…台所で食べ物をもらってペチャペチャ口のまわりを舐めながら歩いて来て、私の机の下で一眠りしようとするトラーがいないのが、いかにも不自然なことに思えるのだ。〉2022/07/29
モリータ
14
いい年をした男の無邪気で・鈍感で・幼稚で・大袈裟な言説があふれている中で、たまに金井先生のエッセイを読まないと馬鹿になりそう。中田英寿のシャンパンとカツカレーの話とか、改めて読まされるとクソダサとしか思えないが、2014のワールドカップを経て、いわゆる本田圭佑的な物言い(あるいは意識高い系)への冷笑的な見方は、中田英寿の時代に比べると一般化したと言えるのだろうか。2017/08/28
あ げ こ
12
〈トラーの秘密〉、〈トラーの秘密、そして、老いのしるし〉、〈トラーの禁じられた狩りの秘密〉…〈私たちは職業柄ひどく古風に、トラーを絵と文章と記憶の中で、飼いつづけている〉…〈バラ色のベロ〉、〈柔らかな肉球付きのあしのうら〉、〈暖かい毛深い体〉、〈持ち前の強くしなやかな筋肉と優れた運動神経〉、〈シッポが中途半端な長さで先がカギ状に曲っていたことは、欠点には入らない〉、〈それに、もちろん、もちろん、あの、変化に富んでいろいろな鳴き方の出来た頭のいいトラーの鳴き声〉…トラーちゃんがいっぱい。ふくふくとした幸せ。2017/12/03
ろし
7
タイトルに惹かれて図書館で借りました。猫のことばかりと思いきや…実名で著名人をぶった斬り!読んでいて赤くなったり青くなったりしてしまいました。なのに飼い猫トラーには愛情たっぷりなのですね。予想外の内容でしたが私は嫌いじゃないかな。2013/11/20
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