中公文庫 逆境ハイライト へこたれずに生きています。

著者名：谷崎泉【著】

中央公論新社（2018/03発売）

• ISBN：9784122065314

内容説明

商社に就職した朋文は、それなりに順調な人生を歩んでいた。そんな中、直属の上司が横領事件を起こし、濡れ衣を着せられることに。その上、父親が失踪したという連絡も入る。慌てて大学卒業以来一度も帰っていなかった実家――銀座の《元》人気店である老舗和菓子屋に戻ることになり……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ミーコ]

順風満帆に進んで来た主人公、朋文は冤罪で逮捕されてから人生が狂い始める。なんとも気の毒なお話だけど、親友古南がいたお陰で何とか前へ進む事が出来たのかな⁉️ 老舗和菓子屋さんを建て直すお話かと思ったのですが・・　この先が気になる。余りお話に入り込めず終わってしまったけど、朋文君を応援したい。

2021/02/11

[よっち]

商社で着実に出世街道に乗り彼女もいた朋文。それなりに順調な人生だったはずが、身に覚えのない罪状でいきなり逮捕され、さらに潰れかけた実家の老舗和菓子屋では父親の突然の失踪してしまう物語。朋文が直面する突然の逮捕から始まる運命の急転と、踏んだり蹴ったりなトラブルの連続。順調だった仕事も結婚を視野に入れていた彼女も、誤認逮捕で失ったものはもう取り戻せない容赦のない現実に読んでいる方も愕然としてしまいますが、それでも何とか乗り越えようと覚悟を決めた朋文が直面する新展開がどう繋がってゆくのか続巻に期待したいですね。

2018/03/13

[み]

さくさくと♪一難去って…、次作が気になる終わり方です。朋文さんにイイ友達がいるのが救いです^ ^先が気になる〜。

2025/01/18

[一五]

このマンタを見上げてる青年。なんてことに巻き込まれて、ガンバレ。廻りろくな奴いないと思ったら、友人一人と、実家の和菓子屋の雇い人が味方でよかったぁ。しかし朋文君 問題先送りしすぎ

2021/06/24

[アキナ]

残されたのは和菓子屋だけ！？なんてあらすじから、和菓子屋を立て直すお話かと思ったのですが違った。着服の濡れ衣を着せられて逮捕されてしまった主人公は、親父も嫌いなら家業である和菓子も苦手。２名の行方不明者に迷惑をかけられまくる主人公。逆境に負けずに頑張って生きていこう、なお話。和菓子屋についてはこれで終わりなのかな、続きはもしかしたら出るのかもしれない。

2018/03/19