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内容説明
100年に1度の金融危機といわれ、多くの金融機関や企業が倒産したリーマン・ショックが発生してから、2018年9月でちょうど10年になる。本書は、リーマン・ショック発生当時、財務省で国際関係を統括する事務次官級ポストの財務官(07年10月~09年7月)を務め、事後処理をIMF副専務理事として担当した篠原尚之・東京大学教授の回想録である。リーマン・ショックでは、三菱UFJが米証券大手のモルガンスタンレーに出資するなど、日本は火消し役の立場でもあったが、篠原氏は、当局担当者として交渉にかかわっている。世界規模の金融危機のど真ん中で、如何に各国政府と協調し、対応したのか、当事者が、その全てを語る。株価が上昇し、バブルが懸念される今こそリーマン・ショックの教訓から学ぶべきことは多い。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
リーマンショックの前後で国際金融の施策に日本がどのような関わりを持っていたのかがわかり面白かったです。IMFの運営についても書かれており勉強になりました。2019/02/24
つきもと
3
元財務官によるリーマンショック前後の記録。おもしろかったです。淡々とかつフラットに書かれていて、国際政治とは修辞の世界だなぁとしみじみ感じました。2025/01/22
Great Eagle
1
財務官がどのように国際会議に臨み何を議論しているかを垣間見れる本です。ただし、内容が硬いので多少疲れます。もっとエキサイティングな場面も多かっただろうに、淡々と事実を積み上げた内容です。2018/09/09
よしたけ
1
元財務官、IMF副専務理事による回顧録(2007/8パリバショック:120円超円安→2011夏以降の70円台超円高の過度期)。G7声明準備での各国のせめぎあいが粒さに描かれており、他国に対しファンダメンタルから見た円の為替水準を冷静に説明し、安易な声明発表にならないよう注意を払うエピソードが印象的。他国は翻訳声明を出さない一方、日本は翻訳作業のため会議中の外部との連絡に腐心する葛藤など、リアルな描写も。政府高官が国際連携に粉骨砕身している様を感じることができ読み応えあり。コメント欄にはその他エピソードを。2018/05/30
Masayuki Shimura
1
【対岸から此岸への大波】国内的な政策決定はもちろんのこと,平時から危機に至る間,どのように国際的な政策のすり合わせや協調がなされていたかを知る上で非常に有意義な作品。報道ではなかなか知ることができない駆け引きの様子を堪能させてもらいました。若干の予備知識は必要になりますが,貴重な一次証言としてもオススメの作品です。2018/05/21
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