- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
「トポロジー」は「やわらかい幾何学」「ゴムの幾何学」ともいわれ「連続性」が重要視される数学の一分野です。ユークリッド幾何学では別のものとする「球」「正四面体」「立方体」などを同じ物とみなし、「形」にとらわれず物体がもっている本質を見きわめようとします。逆に「穴の有無」「穴の数」などには厳密にこだわり、たとえば球とドーナツは違うものとみなします。球は穴がなく、ドーナツは穴があるからです。ちなみにドーナツとコーヒーカップはどちらも穴が1つ開いているので同じ物とみなします。実生活では「位置関係だけをまとめた路線図」などがトポロジー的な発想でつくられています。本書ではこのような「トポロジー」を図解でざっくり解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
galoisbaobab
10
これは・・・ざっくりわかったことにしてもいいの?感満載。すでに知ってますが・・・。「わかる」と言う日本語についてよく考えなければいけない、と思った。2018/05/22
Kentaro
4
ダイジェスト版からの要約 道を聞かれたとき、略図を描いて説明すれば一目瞭然ですが、そのとき、道幅や距離を正確に描く必要はありません。道筋は単に線で示せばよく、どの交差点でどちらに曲がるかが示されていればよいのです。「不要な情報を捨てる」ということが、トポロジーの考え方であるといえます。また、電車を乗り継いで目的地に行くとき、路線図も「駅と駅のつながり方だけを重視し、距離や方向は実際と違ってもよい」という発想で、不要なものは省いて、わかりやすく見やすく書かれています。これはまさに、トポロジー的な考え方です。2018/05/01
ラベンダー
3
以前から、宇宙の形はどんなだろうと、考える事が好きでしたが、この本を読んで、一層好きになりました。そして、この本を読む事で、以前より考え方に幅と深みが加わったような気がします。宇宙の形に思いを馳せることができる本だと思います。2018/04/28
はじめ
1
数学書に一瞬でも触れたことがあると、厳密に定義されているはずの概念がフワッとした言葉でしか書かれないのがとてももどかしい(がこの本は数学書ではないのでそれはそう)。基本群のあたり、一見感覚的に思える分類が演算と繋がっていくのが面白くて、分かりたい2022/04/24
ととむ
0
まじか。これでざっくりわかるのか…難し杉。2018/04/28