内容説明
宇宙食の誕生から現在のISSで利用されている宇宙食までを詳細に解説。
1.我が国の食品業界の総力をあげて開発した「宇宙日本食」の開発秘話から将来まで
2.宇宙食のために開発された技術が私たちの食生活をどう変えてきたのか
フリーズドライ食品、レトルト食品、衛生管理技術を実用化
3.今後の食生活に影響を与える技術も宇宙食にそのヒントがあった
災害対応食、介護食、機能性食品
4.未来の宇宙旅行への提言
植物工場、3Dプリンターによる食品の製造
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
20
開いてすぐの宇宙日本食、アポロ計画や若田飛行士の食事リスト美味しそう。日本の宇宙食の開発は民間に委託、認証基準を。栄養要求表の比較。葉酸の体内酸化の抑制効果。水の補給は燃料電池から発生する水分を利用で一石二鳥!安全性の確保。放射線殺菌食品は風味を損なわず長期保存。宇宙でもステーキ食べたい(蛋白源)ボーナス食の数量制限をクリアする為に開発。食は大事だもの。多彩なメニュー容器の基準。イワシのトマト煮食べたい。アルファ米は登山食で利用済み。ラーメンのCM宇宙飛行士の意味が分かった!宇宙技術は日常生活へ還元する。2016/01/24
zoe
19
フリーズドライと復水。HACCPという規格。日本食を宇宙食にする。培った技術を災害食、介護食、機能性食品へと還元する。しかしこれからの火星へは栽培を行えるようする必要がある。2023/12/03
Humbaba
5
食事は人生において非常に重要な要素の一つである。しかし、宇宙空間においては残念ながら地表と同じような食事が取れる訳ではない。それでも何を食べられるのかというのはやる気にも大きく影響してくる。そのため少しでも楽しみに繋がるように開発を押し進め続けている。2016/01/14
りょうけん
4
著者が物書きでわないので、読んでいて面白みのある文章ではない。 白黒の貧相な写真と、表によるデータ(ナトリウム何% とか,O-157 についての基準は・・・とか)そして淡々と続く”説明”だけである。 いやいや、そもそもそういう趣向の本なのだからそれでいいのですが、もう少し興味を持てる書き方をしてくれると読んでいて楽しいし自然と覚えていられる事柄も多いのになあ、と思いました。 いや決して批判しているのではありませぬので。そういう本なのです、すまぬ。 (ここ りょうけんの勝手に独り言(^o^) ニン2016/04/01
kenitirokikuti
3
宇宙食はジェミニ計画から(飛行時間が2週間)。本格的にはフリーズドライとレトルトパウチのアポロ計画から。果物、スープ、サンドイッチ、甘い飲み物、肉の煮込み系▲宇宙日本食は2003から開発始め。尾西のアルファ米、カゴメのケチャップにとんかつソース。QPマヨと粥、日清ラーメン、ハウスカレー、マルハニチロ魚缶、三井農林の粉末茶、ヤマザキパン羊羹、ヤマザキナビスコ飴、理研ビタミンのワカメスープ、ロッテのキシリトール、森永チョコ、大塚スポーツドリンク。他、追加多し▲燃料電池の水を飲む▲3Dプリンタめし2017/01/29




