講談社タイガ<br> そして僕らはいなくなる

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講談社タイガ
そして僕らはいなくなる

  • 著者名:にかいどう青【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2018/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062941129

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内容説明

優等生の「着ぐるみ」をかぶって生活する高校生の永岡宗也。帰宅の遅い幼なじみを捜しに出かけ事故に遭った宗也は、断片的な幻覚に襲われるようになる。少女の遺体を解体する――まるで殺人犯の目を借りたような光景。これは現実に起こったバラバラ殺人なのか? クラスで孤立している志緒と共に謎を追うが……。誰もが持つ孤独な心に共鳴する、残酷な青春と救済のミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

57
夜中2時までかかって夢中で読んだ。読まされたというほうが正しいか。中盤以降から加速がついて止まらなかった。ミステリとしても青春小説としても惹きつけられた。2018/03/23

よっち

38
優等生の「着ぐるみ」をかぶって生活する高校生・宗也。帰宅の遅い幼馴染を捜しに出かけ事故に遭った宗也は断片的な幻覚に襲われるようになり、クラスで孤立する志緒と謎を追う青春ミステリ。不可思議な幻覚を共有した志緒と関わり、事件の真相を追ううちに少しずつ変わってゆく宗也の日常や心境。誰もが複雑な思いを抱える登場人物たちの心理描写は繊細で、幻覚を頼りに迫った事件の意外な真相は明示されないまま推測するに留まりましたが、それでもぐいぐい読ませる緊張感のある展開と、彼らが迎えた悪くない結末には充実した読後感がありました。2018/04/07

たこやき

28
行方不明になった幼馴染を、突如、犯人らしき人物の記憶が見えるようなった宗也と、クラスで孤立する少女・志緒と探す物語。正直、謎解きについては唐突な感じだったが、宗也、志緒の心情描写が見事。「ぬいぐるみを着ている」と自称するように、自分を抑え、周囲に溶け込みながらも、違和感を感じる宗也。孤立しようと我を貫く志緒。家族も姉も大好きだが、障害を抱えた姉の面倒を一生見なければ、というプレッシャーに絶望を抱えている。そして、宗也と記憶を共にした存在……。ミステリに形を借りた、心の叫びの物語である、と感じる。2018/06/01

のりすけ

20
これは青春ものですね。深く考えずにリズムだけで読むといいかも。考えちゃうと突っ込みどころが次々見えてくる。青春なんてとっくに過ぎた人が「おお、青臭いのぅ、しかし、これが若さじゃよね」って読むのがもしかして正解なんやろか?ラストの解決法は、何やそれ…だったので、ミステリとしては弱い。チョイスされた映画が「宇宙人王さん…」ってのは、なんか狙いすぎ感がプンプンしてくるけど~。2018/10/18

さばかん

18
う~~ん……?     もっと普通にミステリやれば良かったと思いました。    面白いんだから。     普通に捜査して、普通に推理すれば良かったのに。      面白いんだから。2018/05/09

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