PMの哲学

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PMの哲学

  • 著者名:室脇慶彦【著】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 日経BP(2018/03発売)
  • ポイント 23pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822257378

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内容説明

PMBOKに書いていないプロマネの極意
すべてを「体感」すれば成功する!

 著者の豊富な経験をもとに、失敗しないPM論が展開されています。PMは何を見ているのか、チームの中でどのような存在なのか、各開発フェーズでは何をするのか。PMの思考や言動の教科書として、「PMの哲学」が語られています。

 本書がユニークなのは、主に以下の2点です。

 1点目は、規模を意識したマネジメントを解説していることです。マネジメントは規模によって変える必要があり、本書では、ほとんどのプロジェクトが分類される中規模を対象にしています。多くの市販本は、規模をあまり意識していません。中規模では、PMである前にSEでなければなりません。つまり「プレイングマネジャー」であることが求められるのです。

 2点目は、PMBOKだけではうまくいかないという立場に立っていることです。PMBOKはITに限らない多くのプロジェクトを前提にしているので、ITではその特殊性を考慮しなければなりません。その代表は「品質」です。PMBOKでは品質が測定できる前提なのですが、ソフトウエアは目に見えないため、品質を測定しにくいという特性を持っています。それに目を背けず、立ち向かっていかねばならないのです。

 本書で解説している「哲学」こそ、一流PMへの登竜門なのです。

目次

第1章 プロジェクトマネジメントの優先順位
第2章 品質曲線
第3章 PMBOKのポイント
第4章 PMがITプロジェクト全体で考慮すべき事項
第5章 SEとして重要なシステムデザインの視点
第6章 プロジェクト計画の策定
第7章 要件定義フェーズでのプロジェクトマネジメントの要諦
第8章 設計・開発フェーズでのプロジェクトマネジメントの要諦
第9章 検証フェーズでのプロジェクトマネジメントの要諦
第10章 移行でのプロジェクトマネジメントの要諦
第11章 PMの心得
第12章 ソフトウエアエンジニアリングの今後と対応

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

83
プロジェクトマネジメントに関する考え方をそのステージでどのようにしていくのかが語られています。私は雑誌に掲載されていた時から読んでいたので内容は理解していましたが、通読してみると理解が進みました。この著者のように私もPMBOKに依存しすぎるのはどうかと思いますが、PMBOKも国際標準なので基本的な考え方のみを取りいれていけばいいのだと思いました。PMにはこのような考え方もあるということで読み物としてはいいのでしょう。2018/05/19

キク

61
1千億円を超える建築プロジェクトの見積は、通常の見積とは違う世界になる。最後のまとめの修羅場ぶりは凄まじく、様々な情報と作業が錯綜する。あのドタバタってどうにかならないかと思い、IT業界のPM(プロジェクト マネージャー)向けの教本を読んでみた。すると「Q(品質)>D(工程)=C(コスト)」とか「PMは宮大工の棟梁と同じ」とか、明らかに同じ要素で成り立っている。PMには「基本に忠実」「逃げない」「愛情」「1歩先を行くマネジメント」「最小限の必要十分条件を見極められる検証力」が必要とのこと。そうなんだよなぁ2023/10/02

mkt

3
今まで独学でただプロジェクトを進めるだけだった。QCDの意識と、Q〉Dの意識の重要性を解いていただき、本質を見誤ってはいけないなと猛省した。 良いものをお客様へ届けるという意識を再度持ち直し、日々の業務を進めていくこととする。 20200617読了 247ページ 24分2020/06/17

pinevillageKNG

2
各文章が散文的で、全然入って来なかった。。教科書の様な本なので、これで正解、なのか?PMとして大切なこと、身につけるべき知識や心得など、ポイントに絞った読み方をすればもっと入って来たのかな?せっかく読んだけど時間ばかりが経過して、身になる知識は得られなかったので辛かった。まだ、私がこれを読むレベルに達していなかったのだと思います。2019/09/01

おい

2
書いていることは当たり前の事が多いが、雑誌連載記事の為か哲学だからか、ポイントの纏めや図表が無く、分かりづらい。この点はPMとしてどう考えたのだろう。 ★★2018/05/18

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