光文社新書<br> 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

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光文社新書
名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語

  • 著者名:中野京子
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 特価 ¥539(本体¥490)
  • 光文社(2018/03発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784334034696

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内容説明

スイスの一豪族から大出世、偶然ころがりこんだ神聖ローマ帝国皇帝の地位をバネに、以後、約650年にわかり王朝として長命を保ったハプスブルク家。ヨーロッパ史の中心に身を置き、その荒波に翻弄されながら、運命と闘い精一杯に生き抜いた王や王妃のドラマを、名画に寄り添いながら読み解く。血の争いに明け暮れた皇帝、政治を顧みず錬金術にはまった王、そして異国の地でギロチンにかけられた王妃――。絵画全点、カラーで収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

250
絵画で紐解くスペイン歴史の論説。欧州のハプスブルグ家に関わる王国を、王族の肖像画などの絵画を用いて、描かれた背景や人間関係から解説する。やはりハプスブルグ家の王族として欧州を席巻する勢いがあったスペインが中心と感じる。絵画は素晴らしいが、写真がない時代の視覚的な情報権力だったのだろう。血縁でつながっていく人間社会を統治をする権力のために。2017/09/16

トリオネア

148
アゴ成分に期待して。あらためて勉強になったし、面白かった。マリー・アントワネットの結婚時の字の片寄や、不吉なエピソード、女嫌いのフリードリヒ大王、フランツ・ヨーゼフなどがとても興味深かった。もっとアゴ顎しているのかと思っていたけど、確かにアゴしていたけど割とアゴ少な目だったかな。2019/02/13

tama

135
図書館本 中野シリーズ。ハプスブルグ家ってよく知らなかったのですがスペインとオーストリアで分家・共同してたのね。家・血族を存続させるにはおじ姪結婚もありって物凄い。教会は一般人には「それはダメ」と言ってたが「世継ぎが生まれないから仕方がないじゃないか!」と皇帝に言われては見て見ぬふりだそうな。「血は濃くあれ」なんでしょうが弊害の方が多いよなあ。日本のさる血族は昭和の時代にそれに気が付いたそうで。お話の視点が違うと何度か見た絵も飽きずに見られる。次はブルボン王朝だ!2014/12/20

みっちゃん

117
中野京子さんの著作は、絵画の明快な解説を通して、その時代、人物のイメージが沸き上がってくるようで、とても読みやすく、好きです。今回も、これまで読んだものと重複するものもありますが、興味深く読めました。何度見ても恐ろしいのは【狂女ファナ】荒涼とした背景、夫の棺の前で、憑かれたように見開かれた彼女の目は真っ暗闇の空洞のようです。狂おしいまでの執着が画面から、迸るようです。2015/06/30

ひろき@巨人の肩

103
ヨーロッパを650年近く繁栄した青き血の一族・ハプスブルク家。「戦争は他のものにまかせておくがいい、幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべし!」特徴的な「顎と下唇」は血族結婚による婚姻政策の顛末。始まりは13世紀初めのルドルフ一世の神聖ローマ皇帝戴冠。マクシミリアン一世、カール五世、フェリペ二世と続きドイツ・スペインを軸に勢力拡大したが、イギリスの台頭によりスペイン血統は斜陽。オーストリア血統はマリア・テレジアが奮闘。最後はフランス革命、第一次世界大戦に巻き込まれて衰退。名画が語る歴史を堪能できた。2022/12/08

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