ニュートリノってナンダ?-やさしく知る素粒子・ニュートリノ・重力波

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ニュートリノってナンダ?-やさしく知る素粒子・ニュートリノ・重力波

  • 著者名:荒舩良孝
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 誠文堂新光社(2018/03発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784416717516

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内容説明

2015年のノーベル物理学賞となった梶田隆章博士の発見「ニュートリノ振動」。
ニュートリノの存在を提案した本人さえ、発見できるとは思っていなかった素粒子・ニュートリノって何なのか?
難しく語られがちな素粒子物理の世界を、人気の科学ライターがとことんわかりやすく紹介。

カミオカンデとスーパーカミオカンデの観測からわかったこと、なぜノーベル賞となったのか、ニュートリノ研究からわかる新しい宇宙像までを解説。
さらに、2017年にノーベル物理学賞となった「重力波の直接観測」についても詳しく紹介しました。
重力波とは何か?
発見までの過程、梶田博士が主導する、日本の重力波観測施設KAGRAや研究の最前線を紹介。
ニュートリノ研究の成果に、重力波の直接観測が加わり、「マルチメッセンジャー天文学」の幕が開けようとしています。

研究の最前線から、明らかにされつつある最新の宇宙像について、中学生から大人まで、楽しみながら知ることができる本です。

(本書は2015年刊行の『ニュートリノってナンダ?』の改訂新版です)。

目次

第1章 ニュートリノってなに?
第2章 ニュートリノ振動の発見
第3章 まだまだ謎の多いニュートリノ
第4章 ニュートリノで解き明かす新しい宇宙
第5章 重力波観測で明らかになる宇宙

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

乱読家 護る会支持!

5
本書には触れられていないが、僕が感じた疑問。 ニュートリノと重力波測定で科学が発展する事は重要な事と思うが、、、ニュートリノの研究で日本人物理学者がノーベル賞を取っているけど、その研究成果はカミオカンデ、ニューカミオカンデという施設によるものじゃないの? お金は税金が使われていると思うけど、偉いのはお金がある日本国民じゃね?そしてこの研究開発は、将来、何か産業や生活に役立つの?ハイパーカミオカンデ700億円、高くね??、、、2018/05/24

ベス

3
この宇宙の中にニュートリノという素粒子は、陽子や中性子の30億倍も存在するのに、普段私達が見ることも触ることもできない。他の物質とほとんど反応せず、すり抜けてしまうから、観測するには大掛かりな施設、カミオカンデ、スーパーカミオカンデ、カムランド、ハイパーカミオカンデが必要。ニュートリノが分かると、なぜ物質があるのかが分かるかもしれない。反物質が現在の宇宙にないのはニュートリノが物質と反物質の数のバランスを崩したからかも。ニュートリノと反ニュートリノが同じものだと観測できれば。解き明かされるといいな。2018/12/11

ゆみちぃ

2
素粒子やニュートリノ、重力派について分かりやすく解説されていた。目に見えない小さいニュートリノを検出するには、大きな大きな装置が必要なんですね。ハイパーカミオカンデが建設されていたとは知らなかった。2026年からの観測が楽しみです。2020/06/22

くらーく

1
小柴さんが亡くなられたなあ。日本の物理学が綿々と受け継がれて、今はこんな状況なんだねえ。良くは分からないけど。それで、結局突き詰めていくと。。。どうなるんだろうねえ。知らなくても、生きていく上では全く困らないけど。2020/12/12

林克也

1
知性と教養の重要さをヒシヒシと感じる今日この頃。年齢を重ねるに従って文学とか社会学とか哲学とかに興味が傾倒していってしまった理系出身オヤジとして、とても興味はあるのだが、“何となくわかったつもりでいて実際は全くわかっていないこと”に対して、ちゃんとケリをつけようと思う。まずは相対性理論とか重力波とかこの本のニュートリノ。2018/02/25

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