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内容説明
平太郎は16歳。高校へは行かずに、お好み焼き店を営んでいる。
夏のある日から、平太郎の身の周りで様々な怪異が起こりはじめた。
なにかの祟りのようだが、はっきりとはわからない。
そういえばこの間、触れてはいけないものに触れてしまった気がする。
周りの人は心配するけど、本人はどこ吹く風である。
平太郎に怖いものはない。でも、本当にそうなのだろうか……
現在の広島県三次市に実在した若き藩士・稲生平太郎が、実際の出来事として語り継いだ妖怪実見譚『三次実録物語』を基に描く、多種多様な妖怪たちと、恐怖に強い耐性を持つ主人公・平太郎の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天の川
27
たたり石を触ったからか、毎日、一人暮らしのお好み焼き屋平太郎のもとに現れる妖怪たち。平太郎は驚くでもなく淡々とお好み焼きを焼くのに対し、周囲が大騒ぎしているのが面白い。Web連載は妖怪が動くのでインパクトが大なのだけれど、出てくる妖怪がどれもスケラッコさんらしい妖怪で…。巻末の『三次実録物語』の古文を読むのに少し手間取りつつ、様々検索していたら、古い絵巻も出てきて、そちらの絵もなかなか面白かった。ゴンちゃんとのことも気になりつつ、後編を待ちます。2018/03/30
しましまこ
21
作家買い。お好み焼き店を営む平太郎くん16歳、中卒、一人暮らし。たたり石を触ったせいかある日を境に妖怪?次々と異変に襲われて…早く続きを、読みたいんだが、それよりお好み焼き食べたいぞ。2018/03/22
ラルル
18
「盆の国」や「大きい犬」のスケラッコさんの新作。この方の描く夏は実に夏らしくて大好きです。今回の「前編」は後編への伏線。後編であらゆる疑問や平太郎の心の内が明らかになるのでしょう。後編に大きな期待を持って待ちます2018/07/06
Syo
18
お好み焼きが いっぱい出てくるのかと 思ったら…。 別のものが。 でもクセになりそう。 後編は?2018/03/23
はる
12
買い本。7月1日から日めくり暦のように話が続いている。この巻はちょうど半月分。ちなみに5日は平太郎の焼いた美味しそうなお好み焼きから…美味しそうな目玉焼きが…ちゃうちゃう…美味しそうな目玉が‼いかにもな怪異は驚くが怖くない。分かるよ平太郎!九日目のセンパイの段はほんに怖かった。三次実録物語は声に出して読むと楽しい。2018/07/05