朝日新書<br> ニュースの深き欲望

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紙書籍版価格 ¥792
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朝日新書
ニュースの深き欲望

  • 著者名:森達也【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 朝日新聞出版(2018/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022737595

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内容説明

ニュースとはなにか。そもそも情報とはなんだろうか。〈真実と偽り〉〈正義と悪〉の二項対立を超え、その狭間の無限の事象をとことん見つめて発信を続ける著者自らの証言。「世界はグレーゾーンで成り立っている」と唱える挑戦の記録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hk

18
「集団化と分断は同時並行でおこる」という現象への警鐘が本書の眼目。原始時代から人は群れ、異端児たちを排除して共同体を維持してきた。その規模とスピードがまず新聞などマスメディアの登場により格段に飛躍。そしてネットの隆盛によりさらに激化している。 どういうことか? ネットは情報の宝庫だ。しかし人は探しているモノしか見つけられないという習性とネットアルゴリズムの合わせ技により、瞬く間に群れが生まれるのだ。群れは外敵を必要とするため分断を招来する。こうしてみると現代排外主義の根っこにはネットがあるのかもしれない。2018/06/21

黒猫

14
メディアを信用してはいない。しかし、メディア無しで情報を得ることは難しい。著者は中立性を主張するが、やはりネトウヨと呼ばれている人間や極右的な人間アレルギーなんだろうと思う。それが目立つくらいに日本は今極右的なんだろうと思う。まあ、北朝鮮のミサイル云々の話はわかるが、日本に向けて発射する北朝鮮を容認する人間はいないだろうし、仮想敵国を作って国内をまとめようとするのも当たり前になっている。問題はネット情報を鵜呑みにせずに自分自身が良く情報を咀嚼して解釈する必要がある。2018/09/02

まゆまゆ

8
2016~17年にかかれた時事エッセイのような内容。メディアで伝えられる情報は、あくまでも情報を受け取った側の主観が入らないと伝えられない。そこに客観性や中立性などはない。受け取る側の一般人も真実と虚偽という二元的なレトリックでないと興味を示さなくなってしまった。2018/06/12

lily

4
メディアの罪を憂う、森達也節健在の雑文集。視聴率が唯一のインセンティブであるメディアにとって、ニュースは煽るものであり、真実を伝えるものではない。均質性が強く「自発的な隷従」に陥りやすい日本ではその煽りが攻撃性を伴うことがある。オウムの事件がその代表例である。100%の客観性は神の視点。ニーチェは「事実はない。あるのは解釈だけだ。」と言ったように、全ての情報は主観によって成り立つという認識があれば、リテラシーの第一段階を上がったことになる。2019/09/21

えいち

4
会員制サイトのコラムとか著者の別の書籍の再編集だそうで、一つ一つの章の内容が薄くてなんか物足りなかった。言わんとすることはもっともで、視点によって正義も変わるし正解もないから、情報への対応をよく考えるべし、というのは納得。なんか最近自分自身が保守的な傾向になりつつあるなーと不思議だったんだけど、これは本能的なものに加え、この国のメディアやネットに少なからず影響されてるからなんだなぁと思った。2019/02/11

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