潮文庫<br> あの世とこの世を季節は巡る

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紙書籍版価格 ¥662
  • 電子書籍

潮文庫
あの世とこの世を季節は巡る

  • 著者名:沢村鐵【著】
  • 価格 ¥621(本体¥565)
  • 潮出版社(2018/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784267021206

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内容説明

この世ならぬ存在と話ができる青年・日下慎治が怪奇現象に悩む人々のところへふらりと現れる!
人気のないプール、いつもと違う電車、使われていない教室、地下駐車場――。街の片隅にある「境界」に棲むあやかしたちに寄り添い、話を聞き、そしていつの間にか去っていく放浪の青年が秘めた過去とは――。

ストーリーを超えて絡み合う人物たちの“現在”と“過去”にあなたは気付けるか!?
『フェイスレス』『クラン』シリーズの著者が原点に立ち返った待望のホラー最新作!

目次

第一話 水の中の黒
第二話 山手六道輪廻線
第三話 漣の彼方
第四話 オール・オールライト
エピローグ――青葉のジャンクション

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Junichi Yamaguchi

34
『迷子係』… 沢村さんの側面を見た感じ。 優しいホラー⁈と言えばいいのかな⁈ 主人公の人となりをより知りたくなる物語。。2018/04/26

坂城 弥生

24
不思議な話の短編集。続きがあったら読みたい。2020/07/27

昼夜

14
優しい迷子係の慎治くんと話してみたくなりました。続編も読みたいです。2018/04/19

ぴよ子

12
ホラー連作短編。日下慎治という謎の青年が、すっと現れて奇妙な事件を解決していく。恐怖というよりは、すっと冷えていく、そんな感じで雰囲気がとても好きでした。日下慎治が謎のままなのでもっと深く読みたいなと思いました。プロローグということなので、続きが楽しみです。2018/03/15

かおすけ

11
【NetGalleyJPからのゲラ】3/5に刊行されています。スポーツクラブでの水泳の練習中に、不気味な体験をした明彦。学校を早退して山手線に乗って帰宅中に、異世界に連れて来られた祐仁。高校生のときの恐ろしい体験から、猿の相手ができなくなった獣医の則子。マンションの駐車場から出られず、住人を脅かして遊んでいる幽霊の雄飛。どの話にも登場する日下慎治。祓うわけでもなく退治するわけでもなく、異界のものである相手の存在を認め、話し相手になる。慎治のそんな優しさに救われるものたち。心温まるホラーでした。2018/04/22

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