原始人健康学

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原始人健康学

  • ISBN:9784106005138

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内容説明

免疫学者で寄生虫学の第一人者の著者が、アジアの子供の生活を通じて、現代人の健康と病気の関係について考える。
現代人は「汚い」と「清潔」に敏感になりすぎてはいないだろうか。
それは豊かになり、いつでもどこでも物が手に入るようになったことと関わっている。
豊かになった代償として、本来持っていた寄生虫や微生物との「共生」を捨て、バランスのとれた食事を止め、アトピーなどのアレルギーや生活習慣病に苦しみ、抗生物質をはじめとする与えられ「薬」や「抗菌グッズ」で生活している。
家畜化された動物ではなく、野生動物のようにたくましく生きることが、本来の意味での健康を取り戻すことではないか、という。
発展途上国の人たちとの付き合いの中で得た「自然治癒力」を取り戻せと現代日本人への警告、提言。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Stayc

3
たしかに清潔とはある種の強迫観念なのかも知れない。何事もそうだが。2009/10/08

Machida Hiroshi

2
本書のサブタイトルは「家畜化した日本人」と結構過激ですが、学者たちの中には本当に心配しているグループがあるようです。食生活でも、思想的にも、大都市で働く日本人は、大量生産された人工的なファストフードの味に慣らされ、思考停止し、家畜化と言われても仕方ない気がします。特に著者は日本人の清潔さを求め過ぎる健康信仰に警鐘を鳴らしています。僕も、現代の過剰な清潔志向、特に除菌の流行は危険だと思います。でも、清潔な水回り、洗浄トイレはやはり気持ち良く、抗し難い魅力がありますから、今更そこから離れるのは難しいです。2015/06/09

kamedon

1
とても読みやすく、書いてあることにも納得。 この本を読むと、今後の日本人がとても心配になる...2012/04/01

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