内容説明
映画と社会を一刀両断!右、左を超えて映画を論ず!
目次
第1章 映画と戦争(『アルジェの戦い』;『聯合艦隊司令長官山本五十六太平洋戦争70年目の真実』;『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』 ほか)
第2章 映画と社会(『栄光のランナー/1936ベルリン』;『ラブ沖縄@辺野古・高江・普天間』;『ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち』『風立ちぬ』 ほか)
第3章 映画と家族(『東京物語』『東京家族』;『時は立ちどまらない』;『幼な子われらに生まれ』『エルネストもう一人のゲバラ』)
著者等紹介
西部邁[ニシベススム]
1939年北海道長万部生まれ。2018年1月没。思想家、評論家、経済学者。東京大学経済学部在学中、東大自治会委員長、都学連副委員長、全学連中央執行委員。横浜国立大学助教授、東京大学教養学部助教授を経て東京大学教授、後に退職。『経済倫理学序説』吉野作造賞、『生まじめな戯れ』サントリー学芸賞、正論大賞、『サンチョ・キホーテの旅』芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。雑誌『発言者』主幹、『表現者』顧問、『北の発言』編集長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroki Nishizumi
2
考えさせられる。小気味良いほどプライベートマインドのオンパレード本だが、かなり賛同出来る内容だ。負の記憶に対する独立と自衛の問題は実に悩ましい。2018/08/03
station to station
0
社会評論や思想方面の著作が多い西部邁だが、映画をはじめとする文化・芸術論も非常に優れていることがよく分かる。政治・経済・社会といった硬派な視点から映画を論じるだけでなく、人間の感情面を深く掘り下げた議論も展開する。むしろ、後者の視点にこそ西部思想の真骨頂があるのではないかと思えてくる。長年の盟友(?)である佐高・寺脇・荒井各氏との掛け合いも面白い。2019/08/07
ysmegane59
0
作品自体とは関係ない話題をおじさん達がワイワイと斗論する。博覧強記と言うのか、どの作品でもこれでもかと知識が出てくる。三者の掛け合いが面白い。2019/04/10
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