角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 新訳 弓と禅 付・「武士道的な弓道」講演録―ビギナーズ日本の思想

個数:
電子版価格
¥704
  • 電子版あり

角川文庫 角川ソフィア文庫
新訳 弓と禅 付・「武士道的な弓道」講演録―ビギナーズ日本の思想

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月15日 06時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044000011
  • NDC分類 789.5
  • Cコード C0110

出版社内容情報



オイゲン・ヘリゲル[オイゲン ヘリゲル]
著・文・その他

魚住 孝至[ウオズミ タカシ]
翻訳/解説

内容説明

「考えるのをやめなさい」。日本滞在中に弓道を学んだドイツ人哲学者ヘリゲルは、自我を捨て心を無にして的を射よと説く師の言葉に、あらゆる道に通底する禅の奥義を感得する。精神集中と身体の鍛練によって、いかに「無心」となり得るのか。世界中で愛読され続ける日本論の名著を新たに訳し下ろし、講演録や鈴木大拙の序文とともに収録。最新研究を踏まえた解説により、日本的な武道と芸道、そして禅の真髄を解き明かす決定版!

目次

講演 武士道的な弓道
弓と禅(弓道を学び始めた経緯;稽古の第一段階―引き分けと呼吸法;稽古の第二段階―離れの課題;無心の離れ―「精神現在」;日本の教授法と達人境;破門事件と無心の離れ;稽古の第三段階―的前射―射裡見性;稽古の第四段階―弓道の奥義の示唆;剣道と禅との関係;術なき術の道から禅へ)

著者等紹介

ヘリゲル,オイゲン[ヘリゲル,オイゲン] [Herrigel,Eugen]
1884年、ドイツ・リヒテナウ生まれ。新カント派の哲学者。ハイデルベルク大学哲学科を卒業後、1924年、東北帝国大学講師として来日。29年に帰国してからはエアランゲン大学教授をつとめた。1955年没

魚住孝至[ウオズミタカシ]
1953年、兵庫県生まれ。放送大学教授。博士(文学)。専門は日本思想、実存思想、身体文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

著者の生き様を学ぶ庵さん

34
新訳だけあって、読みやすさは折り紙付きです。阿波研造範士の「術なき術」の要諦は次の通り。「兎の角と亀の髪で以て射る、つまり、弓(角)と矢(髪)なくして的の真ん中に中てる人にして初めて、言葉の最も高い意味において達人であり、術なき術の達人、それどころか術なき術そのものであり、したがって達人と非達人が一体となっているのです。この転回点とともに、弓道は動きなき動き、舞うことなき舞いとして、禅へと移っていくのです。」この意味は現世において解るかな~。自信ないな~。2016/11/30

イプシロン

32
これまで、仏教や禅の思想と実践にある、いわゆる「無」については随分思索し瞑想もしてきたが、個人的には「無」は理想論であり、実際に「無」に到達することは不可能だと思っている。現実には「無」に近いものを「無」と呼び、そうした意識状態を目指すのが「道」なのではないかと。その意味では本書は神秘主義に傾きすぎた内容といえるだろう。では、いわゆる「無」とはどんな状態かと考えるなら、ほとんど無意識に行為しているときの意識状態であり、主客未分の状態から主客がまさに分離した瞬間、あるいは主客未分と主客分離の境界にある2023/04/19

テツ

27
弓道を学んだドイツ人による手記。弓と禅。腕を磨き、的を射る。的に当てるために内側へ内側へと沈み込むうちに世界の全ては己自身と共に消滅する。不立文字の言葉通り禅が指し示す無心の境地に至るには他者が書いた無駄な言葉などいくら読んでも仕方がない。自身が座禅をし自身が弓道に打ち込む。そうして自分の全てで会得しようとしなければ真の意味での禅的なマインドを理解することなんて出来るはずはないのだけれど、本を読むことにより日常を生きる理論的な世界からかけ離れた何かがあると知ることだけでも大切だと思うのです。2020/01/25

イノ

21
ドイツの哲学者が東洋思想を学ぼうと弓から禅を学ぶ。 理屈っぽい西洋思想で小手先ややり方にとらわれるんだけど 何年もかけて一つ一つ動作を習得しやがて弓道から無心へとたどり着く。 言葉では説明できない体験に苦悩しながらも 師の言葉が本を通じてこっちまで語りかけてハッとなる。     (続く)2017/11/05

びっぐすとん

20
図書館本。何でこの本借りようと思ったんだっけ?哲学も禅も弓道も全く分からないのに?哲学を研究するドイツ人が「無の境地」を得るため禅を志す過程で弓道を知り、修行を通して無心を会得したという内容だが、体験記のようなかなりざっくりな記述、日本語が回りくどくてよくわからず、あまり深みは感じなかった。なんか出来すぎな気がする。解説を読んで少し理解出来た。中1英語の直訳みたいな「それが満を持する」なんて、普段なら「なんだそれ?」と思うが、ここではそれが一番ピッタリくる。何となく言わんとすることが私にも分かる気がする。2021/05/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10048209
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品