業務システム開発モダナイゼーションガイド 非効率な日本のSIを変革する実践的ベストプラクティス

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業務システム開発モダナイゼーションガイド 非効率な日本のSIを変革する実践的ベストプラクティス

  • 著者名:赤間信幸【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 日経BP(2018/03発売)
  • ポイント 28pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822296711

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内容説明

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.NETやJavaをはじめとする昨今の開発技術は、数十年前に比べて大きく進化している。モノ作りのやり方が変われば、設計手法やプロマネ手法(いわゆる『SI技術(システムインテグレーション技術)』)もそれに合わせた見直しが必要になる。
にもかかわらず、日本のSI業界では未だ旧石器時代的なSI手法を確たる根拠もなしに続けているケースが少なからず見られる。これではいつまでたっても非効率的なExcel設計書とExcelテストから脱却できるはずがない。
近代的な開発技術の進化を理解し、SI技術を進化させ(=近代化し)、エンドユーザー企業に対してそのメリットを提案していくのは、IT部門やSI関連会社、SIerの責務である。
本書は、日本のSI業界における多重請負構造を前提条件とした上で、近代的な業務システム開発に必要となる基礎知識やノウハウ(SI技術)を幅広く提供する。これにより、多重請負構造の上流の立場にあるIT部門やSIerのプロパーが、システム開発を正しい方向に導き、開発現場を近代化できるようになることを目指すものである。

目次

第1章 開発プロセスとV字型モデル
第2章 フェーズとロールモデル
第3章 各タスクの実施の要点
第4章 システム開発現場の近代化に向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gushwell

7
要件定義から設計、実装、テストといった各工程で何をやったら良いかのノウハウが満載です。 この本を読んで好感が持てるのは、理想論や頭でっかちの理論で「ソフトウェア開発はこうあるべき」と論じるのではなく、現実を直視し、コストと開発効率と品質のバランスを取り、やらなくて良いものはやらないという潔さがある点です。 そして、なぜそうするのか、何のためにそうするのかというWhyとWhatに焦点を当てている点です。エンジニアだけではなく、マネジメント層の方にも是非読んでほしい本です。 2018/04/07

HANA

5
セミナーに参加して内容に共感したので購入。要件定義から各工程の進め方が丁寧にまとめられており、また効率的な進め方についての考え方もしっかりとしているので業務に使いたい。技術が変わってきているのに進め方が同じというのは常にあった疑問だったので少しずつでも業務の質を変えていきたい。2018/06/12

だんだん

4
システム開発が、ユーザから大手SIer、ソフトハウスといった発注の多重構造による契約関係で開発されることを前提に、どのような開発方法があるを概観的に説明された内容。 自身も実感する内容が色々と書かれていたが、実際のこのエッセンスをプロジェクトに波及できているかというと実践は足りていない。現場からの提言というアプローチはなかなか紆余曲折があるとはいえ、徐々に変容を促す行動を自身も取っていくべきと感じた。あとは、提言がジャストタイムで受け入れやすくするタイミングはどこか?そういったあたりですかね。2021/01/06

ninn.atsu

4
エンタープライズ系のシステム開発のバイブルになり得る本だと感じた。SIerが抱える問題は、一般的には出回らない(他社の状況などはわからない)が、MS赤間さんのコンサルティングの経験から内情に踏み込んで分析されているので素晴らしい。自分もSIerで10年ぐらい勤めて同じような問題意識を持っている。SIerのマネジメント層に読ませたい1冊です。みんなが理解してくれれば、日本のシステム開発の品質も生産性ももっと上がるはず。私自身がすごく共感できる本でした。おススメ!2018/03/11

ASPanda

3
赤間さんの知識と、何よりも現場・業界に対する「愛」が込められた本。開発プロセス+管理手法を配慮しつつ、技術ボトムアップが必要となる箇所は果敢にその技術論による改善策とマネジメントによる対処法を紹介しています。称賛すべき観点は様々ですが、SIerの見解でいうと、「手戻り」抑止技法がとても勉強になりました。 難点は、多様な経験が無ければこの本の効果を正確に理解できないこと。この書籍が理解できる人が増えるとIT業界の働き方改革につながるので、業界挙げて人材育成に取り組むことを提言する。2018/03/04

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