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内容説明
世界中から生徒が集まり、多くのリーダーを輩出する英国の名門校パブリック・スクール。日本の中高一貫校(灘、麻布、ラ・サール)との共通点、相違点、日本の学校が学ぶべき点とは何か。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
21
イギリスのパブリックスクールと日本の名門中高一貫校との比較。2019/01/05
Isamash
10
お茶の水大卒、オックスフォード大修士、東大博士の秦由美子広島大教授の2018年発行の著作。英国パブリックスクールのザ・ナインから取材。ガード固かったが留学時の友人・知人の助けも借りて何とか訪問。特にイートン校、ラグビー校、ハロウ校を取材し日本の灘校、麻布、ラサールと比較。個の自立で成長促す点などは共通も、寮で才能発掘し育てるリーダーシップ形成、厚みの有る教養教育、ノブリス・オブリージュ(高貴な身分は義務を伴う)では違いあるとのこと。リーダー育成とエリート育成の違いが有ると言う。成る程、学ぶこと多々ありか。2021/10/20
ふぇるけん
10
なかなか面白い考察。私立なのになんで『パブリック』なんだろう、とずっと思っていたが、『どんな境遇の人にも分け隔てなく門戸を開いている』という意味でのパブリックとわかってようやく納得。英国と日本の名門校を比較は参考になるが、やはり英国は世界に開かれているということでスケールが一段違うと思った。制度で大きく違うのはハウス・システムがあるところ。ハリーポッターのあれです。ハウスシステムでは年次をまたいで上級生が下級生の世話をし、ハウス間での切磋琢磨があるので、生徒が孤立しにくくて良いかなと思った。2019/01/17
ヨータン
9
こういう本読むと名門校のこれでもかというくらい知的好奇心を満たしてくれるカリキュラムがうらやましい限りです。大人になった私は学校のカリキュラムの代わりに本を読むことで、知的好奇心を満たしていますが、スポンジのようになんでも吸収できる時に年号や英単語の暗記で費やした日々がもったいなかったと悔やまれます。2020/07/07
ishilinguist
6
どこも教養や全人教育を重視しているのが印象的。結果的に安易に「大学入試改革」や「アクティブラーニング」に疑義を投げかける形になっているのも示唆的2018/04/20
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