扶桑社BOOKSミステリー<br> ザ・ウーマン

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader

扶桑社BOOKSミステリー
ザ・ウーマン

  • 著者名:ジャック・ケッチャム
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 扶桑社(2018/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594066802

ファイル: /

内容説明

弁護士のクリスは森の中で半裸の女を見つけた。傷と垢にまみれた体、浮きでた筋肉、美しい乳房……。女の野性丸出しの姿にクリスは興奮を抑え切れない!鮮烈なデビュー作『オフシーズン』、続編『襲撃者の夜』のキャラクターを引き継ぎ、鬼才ケッチャムが気鋭のホラー映画作家ラッキー・マッキーとともに作り上げた衝撃作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

52
これはなかなかの傑作だった。前作が駄目だったので期待しないで読み始めたら面白すぎてあっという間に読了した。本作ではきちんとした「飼育」と言うテーマがあり、初めは一般家庭の中にある異常からスタートしているところがいい。プラスされている短編「カウ」も非常に生きている。それにしてもソケットは気味が悪かった。2012/12/20

HANA

39
『オフシーズン』シリーズ三作目。兎に角登場する人物のほとんどが人格的に不自由な人か心に闇を持った人ばかりなので、前二作にあった陰惨さは見る影もなし。最後ウーマンが大暴れする所など、水戸黄門か仕事人のラストを見るようなカタルシスさえ覚える始末でありました。それにしても『オフシーズン』だとモラルに縛られない人間の恐ろしさを感じたものだけど、完全にモンスター化してしまったなあ、この一家。後日談「カウ」では一人の人間が壊れ取り込まれていく様が描かれ、こちらの方が恐ろしい。凄惨成分もこちらの方が多めでありました。2013/03/01

eirianda

15
読んだ! 最初〜中盤まで、なんだかなぁと思ってたけど、いやいや流石ケッチャム。短編カウも今迄とは異色の爽やかさ。2015/10/22

白黒豆黄昏ぞんび

15
だんだん麻痺してくるのかねえ、ウーマンの味方しちゃってる自分がいたりして。クリスが死んでスッとした。ウーマンとクリスを対峙させるとクリスの卑小さが際立つ。自分の王国を作りたかったクリスだけど、異物を招き入れたのもクリスであって自業自得です。クリスとブライアンはほんと気色悪い親子だわ。そして今回同時収録の「カウ」にて、やっと体を洗うシーンが出てきました!清々しい気分になりました。なんだかんだ言ってこの一族を好きになってきているのかも・・・。種馬(牛?)も見つけたし、まだこの悪夢は続きそう。友成さんが絶賛して2013/01/15

活字スキー

14
☆ネタバレというかグロ注意☆オスとメスの喰うか喰われるか、ヤるかヤられるかの死闘。純粋であること、人間的であることの意味。そして緊張と解放のカタルシス。せっかくだから「はらわたを抜き、両腕をはずし、背骨を抜き、半分にし、四分の一にし、肋骨をはずしたところ」の説明までしても良かったと思う。ウーマンの強さはひとえに彼女が“人ではない”事によるのだろう。人は、人に生まれるのではなく生きる過程で人間性や社会性を身につけ、人になる。今の日本でも、その過程に問題を孕んだ人が増えているのかもしれない。2015/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5442464
  • ご注意事項

最近チェックした商品